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デザイナーの流儀 〜店舗デザインのプロに聞きました〜

問い

店舗デザイナーの考え

last update:2023-06-30 11:26:41.0

新型コロナウイルス流行を経て、ご自身のデザイン(仕事)観に変化はありましたか?
もしあれば、エピソードとともに教えてください。

新型コロナウイルスの流行により、生活様式の変更など新たな日常が確立されつつあります。
その中でお仕事に対する考え方に変化はあったのか、変化が起きたきっかけや時期などを含めて、ご回答いただきました。

  • 目 純一 (ディレクション/デザイン/設計) 2022-07-11 09:43:52.0投稿

    流儀

    ノートPCさえあれば仕事はさせて貰えるので、実務としては影響も変化もありませんが、仕事観…となると少しあるカモです。
    もともと打合せ以外は、時間の縛りなく自分時間で仕事していました。
    ソレがより促進したと言いますか…
    ほぼ曜日の感覚もなくなり、〆切までに作業を済ませる事の自由度が上がりました。

    仕事とプライベートとのメリハリ…という意味ではより境界が無くなり、趣味を仕事にした身としては全然問題ナイのですが、一般的に見れば問題アリかも知れません笑
    家族はソレを良しとしているかはハテナです笑
    実際、我が家では元々の書斎をアプデし自宅での仕事環境を整えた事により、同じ屋根の下にはいても、皆でリビングに居る時間は減りました。

    その辺りも含め、まだまだこれから進化しなきゃなのかも知れません。

  • 飯島彩子 2022-07-25 09:57:04.0投稿

    流儀

    プランニングが大きく変わりました。
    ○キッチンもしくはREGと連動したテイクアウトブースをエントランスに周りに設ける。
    ○開閉可能なサッシ。
    ○テラスエリアの拡充。
    ○物販スペースを併設。
    ○夜の営業時間を繰り上げ、オールデイ営業にシフトされる店舗が増えたので、
    時間帯によっての照明調光シーンの演出を容易にできる工夫。それから、時間帯によって営業エリアを可変(個室を従業員休憩に使用など)できるようなプランニング。
    以上のようなことを前提に考慮して計画するようになりました。

  • 寺島 彰吾 2022-07-28 09:28:55.0投稿

    流儀

    withコロナ時代対応型といえば
    ①個室②換気③キャッシュレスレジ
    席数の重要性を求められることよりもどれだけゆとりと居心地の良さなどを
    求められることが多くなりました。

  • 路加 (デザイナー) 2022-08-15 09:39:54.0投稿

    流儀

    新型コロナウィルスが私たちの生活を脅かすようになる以前は、お客様のイメージやご要望に最大限近づけていくようデザインプランをしていました。
    もちろん、それも大切なことですが、このコロナ禍では、「開業されるオーナー様方が、いかに安心して営業できるか」という事が、デザインする際に重要になってきたように思います。

    店内の空気の入れ替え・循環、人と人との間隔を保つレイアウトや備品、店舗内の衛生・消毒等々…、各々がスムーズに行える店づくりを、デザイン面から日々試行錯誤しております。
     
    いつかは平穏な日々が来るはずです。
    その日を願って「何のためのデザイン」であるかを考えながら、パワーアップしていけたら…と思っています。

  • 匿名さん 2022-08-29 09:53:14.0投稿

    流儀

    店舗では予約制を導入することが多くなり、住宅ではテレワークが進み、ワークスペースが必要とされることが多くなった。大勢で集まるよりも、少人数あるいは一人のスペースを作ることが多く、つまり動物の巣のようなコージーで居心地の良い孤独が楽しめる空間が多くなっているのではないか。

  • 岩本 勝也 (デザイナー) 2022-09-02 13:14:49.0投稿

    流儀

    変わらないコトと変わるモノ
    コロナ禍で社会の仕組みだけでなく、人々の価値観が大きく変わりました。
    店舗デザインもゾーニングやインフラだけでなく、サービスそのモノが変化しました。
    コロナ禍が収まったとしても、また違う感染症や自然災害が現れるでしょう。
    その都度、そのハードルを越えて行ける様に、考え創造する人の進化する想いは変わらないと思います。
    人には変化と向き合い対応する能力があると信じています。
    コロナ禍を教訓として、変化を進化と捉えてデザインしています。

  • 白井純平 (デザイン・設計・監理) 2023-01-11 16:41:58.0投稿

    流儀

    ●デザイン感の変化について●

    デザインの姿勢や思想について変わったことは「店舗デザインのエンドストーリー」を考えることです。店舗づくりとは「事業」です。言い換えれば「投資」されて「リターン」を求めることです。ご依頼者様は店づくりから始まる事業を成功に導き、豊かな未来を築き上げることを夢見ています。

    弊社の店舗設計では可変性を重要視しています。店舗デザインは「全場面的であるべき」という考えに基づき、レイアウトの応用が効くように計画しています。最初から完璧に隙なくデザインするのでなく、計画的に余裕を生み出し、運営しながら補完していくプロセスを提案するようにしています。

    その効果もあってか、コロナ渦でも柔軟に対応された店舗は「順調に売り上げをキープあるいは上げていけた」とオーナー様よりご報告いただいております。

    一方で、世の中コロナ蔓延直前に引き渡したレストラン形態の店舗様は大変厳しい局面を迎えることになりました。その後リニューアル設計のご依頼をいただき、新店舗として再生しました。その後は大変好調だと伺っております。

    設計やデザインの力のみで成果をあげているわけではありません。お客様のひたむきな努力とチャレンジ精神があって、私達ができる限りのサポートをさせていただくことで、共作としての店づくりが完成するのだと思います。

    今回の新型コロナウイルスの影響もあって多くの店舗様が閉店に追い詰められたと思います。弊社の設計した案件においては店舗リニューアルはあったものの、事業撤退はありませんでした。しかし今後は店舗デザイナーという立場として、「居ぬき引き渡し」なども可能な店づくりなども考えていく必要があるのではないかと考え始めています。リスク回避することができる店づくりを「言わずとも実行する」プロ視線が真のデザイナーとして社会貢献につながるのではないかと思います。

  • 吉田 昌弘 (デザイン) 2023-06-30 11:26:41.0投稿

    流儀

    打合せもパソコン越しが主流になり、人と人との距離が少し遠くなったように感じたが、現在の状況を見ると、コロナ流行前よりコミュニケーションツールが増えたように感じる。さらに時間が経てば、流行が世界に与えたプラスの面が見えてくるのではないかと感じている。

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