今回はビルの耐震補強工事を終えた区画への出店である。
施主としては業態ブランドを変更しての出店であった。
関西では初出店となる自然物語 ごだいご。
施主からの要望として、100席を超えるレイアウト、宴会需要の獲得。個室感を持った席のレイアウト。
グレード感のある空間。こういったことを考慮しながら、計画を行なった。
横に長い区画。ビルの与件や、消防、建築の与件を考慮すると、どうしても長い通路ができる計画となる。これを如何にメリットと落とし込むかが空間デザインのポイントとなった。
長い通路を生かし、60角の柱が連続する事で印象強い通路を計画した。これが今回のメイン意匠となることを目指した。 通路左右の欄間部分には日本伝統色の強い彫刻の欄間を配置した。比較的スタイリッシュな柱の連続と彫刻の欄間はちょうど良いコントラストがつきより印象的な通路となった。