ブラジル料理「シュラスコ」を提供するお店。
もともとイタリア料理店だったテナントの居抜き改装です。
インテリアに関しては「暗めの照明計画で演出したい」というご要望をもとに設計が進められました。
店内奥の板壁は、アンティークな雰囲気を出すべくチェーンで叩いて傷をつくり墨を入れました。色も深いブラウンとし、艶を与えています。
カウンターバックの壁は大地に近いお料理のイメージで「地層」をモチーフとした動きのある左官壁となっています。
テーブル席の上には、特注の真鍮製の照明器具を吊るし、背景となる壁には蒼く染色されたナラ材が張られています。
濃紺と真鍮の取り合わせは、クライアントからの要望である「暗めの雰囲気づくり」の助力となっています