天王寺から自転車で10分程、古くからのコミュニティが残る歴史ある下町に、地主オーナー様から土地の有効活用のご相談を受け、16部屋からなるシェアハウスを新築設計しました。
前面道路は、小学生の通学路だったり、地域の祭りの際には御神輿が練り歩くような賑わいのある街路でした。
そこで私たちは、街と完全に断絶されたものではなく、何らかの繋がりを育んでいく余白を内包する施設の方が、未来に価値が増していくのではないか？と考え、住人たちの暮らしぶりが垣間見え、自ずとコミュニティーとの接点が生まれるような、余白と仕掛けをプランニングに盛り込みました。
若い人たちが住む建物が出来ることによって、地域活性につながるあたたかいエネルギーが育まれるような建物を目指しました。