新しくスタートする三菱地所の賃貸オフィスシリーズ「CIRCLES」。「ひとの輪ができる、まちと繋がるオフィス」という コンセプトを体現するために、 ふたつのことを意識しました。街とビルの境界線を曖昧にした、シームレスな存在として。入居するワーカーたちの、日々に寄り添う存在として。そこか ら導き出された「コンフォート」というキーワード。「快適な、心地いい」という意味のみならず、「どこかホッとするような懐かしさ」もそこには含まれ ます。コーヒーを出す店で「懐かしい」といえば、昭和の喫茶店を想像しますが、もとを辿ればパリのカフェやウィーンのカフェハウスなど、ヨーロッ パにルーツがあります。そこを丹念に追いながら、クラシックでモダン、かつ今の気分で着地させること。「懐かしさ」と「新しさ」ともすると相反す る想いを デザインとして落とし込むために真鍮や大理石、ウォルナットなど歴史観を体現できる「本物」の素材を丁寧にしつらえ細部に少しだけ日本 らしくモダンを感じるディテールを取り入れる事。懐かしさというのは人々の想い出の中にある。誰かの想い出の中で いつか この風景を懐かしんでも らえる日がきたら嬉しい。