「パリのパティスリー」をコンセプトとした「パティスリーパブロフ」から新たに誕生したクロワッサン専門ベーカリー「ミセスパブロフベーカリー」の1号店の店舗デザイン。
お店は横浜元町駅の路地裏にある北向きの1F店舗。
「パン屋は地元に愛されてこそ」という施主の思いがありファサードから見える佇まいが重要と考えた。
13坪ほどのお店にカウンターとパンのみのシンプルな構成。
スタッフ導線とお客様導線が混じることなく 且つスムーズに回遊できるようにカウンターを「ハの字」形状とし入店時の奥行感も感じながら来客をもてなす。
「パティスリーパブロフ」の特徴も継承しつつ 異なる新しいデザインコードが求められた。
ブランドコンセプトの「パリジェンヌ」を意識しながらもエフォートレスに感じられる様に壁面はオリジナルのグレーで染色したオークのリブ材と目線より上面は健康的な血色感をローズピンクのグラデーションで表現した。
また 柔らかい間接光を入れることで さらに奥ゆかしさも加わり より商品を際立たせる効果をねらった。
ガラス越しに見える色鮮やかなクロワッサンが何倍にも美味しそうに見え さらに一体感もある新しい「パブロフ」の世界観が表現された空間となった。