【『Maison』のようなDining Restaurant】

1980～1990年代に一世を風靡したクラブ「祗園マハラジャ」
人々の記憶に深く刻まれた空間の跡地の設計である。

初めて現場に立った時、何度も増改築が繰り返され傷ついたこの空間は、
あの日の賑わいを、今か今かと苦しみながら、そして寂しそうに待ち続けている気がした。

そう、あの日のように、
国籍にとらわれない。
1つの時代にとらわれない。
固定観念にとらわれない。
多種多様の素材とデザイン。
そこは、マテリアルガーデン。

開放的な大空間は、光の仕切りで区切られつつ
パーティー利用時は、まるで1つの大きなLDKで食事をしているかの様な一体感。

親密でありながら、優雅(守られた)な空間。

今、『THE AGLIO GARDEN』として輝きを取り戻し、空間の声が聞こえる。
“さあ、あの日のように全てを忘れ、この空間でかけがえのないひと時を！！”