マッチングサービス利用者の声　詳細

本格的に開業を決意したのは2012年の夏ごろです。居抜き物件を希望していたのですが、物件探しに少々時間がかかりそうだったので、同時にデザイン会社も探し始めました。知り合いのデザイナーにもいろいろと話を聞いていましたが、多くの会社と比較してみたいと思ってマッチングサービスに登録し、約10社からエントリーをいただきました。

数は多かったものの、最初はサイト上での比較になるのでやはり写真（作品例）の印象が大きかったです。自分のイメージしているものに合うかどうかという視点で、結局2社とコンタクトをとりました。

エントリーいただいた2社のうち、1社はデザイン専門の会社だったんです。そちらはとてもいい会社さんだなと思っていたのですが、施工会社とはまた別で打ち合わせが必要になるため、時間がかかる点がネックでした。一方、お願いしたアンフィニスペースデザインさんは、施工まで一括でお願いできるため、スケジュールに余裕がない中でもお願いできる点が魅力でした。それに加えて、お見積りも決め手となりました。

物件のフリーレント期間があればもう少しじっくり考えられたのかもしれませんが、そうもいかなかったので、レスポンスの早さは重視していましたね。

今回は居抜き物件ということもあって、アンフィニさんには基本的にデザインはお願いしていません。主に手がけていただいたのは、厨房とバックヤード、トイレ、店内カウンター上の黒板、表の看板についてもデザインはこちらで渡し、製作だけお願いしました。

予算を抑えるために居抜き物件を選びましたが、出来上がってみると、スケルトンとそれほど大きく変わらなかったのではないかという気がしています。厨房は配置を変えざるを得ないところもあり、換気扇は思っていたよりずっと弱くて、これから付け替えをする予定です。使ってみて初めて不便に感じる部分もいくつか出ていますね。

施工期間は1週間で、アンフィニさんにはスピーディーに対応してくださって感謝しています。ただ、やはり時間のなさというのは難しいところがあって、私が現場を離れていた時に想定外の工事が進められていたことが何回かありました。明らかにコミュニケーション不足でしたが、自分も急かしてしまったので、仕方ない部分もあったかなと思っています。細かな部分で今でもお願いしているところがあり、値段もだいぶ頑張ってくださったので、その点は感謝しています。

私はもともと、ディズニーランドホテルのパティシエとして働いていました。こういう仕事をする人は、ブレずにひとつのことだけを突き詰める人もいますが、私自身何にでも柔軟に対応したいと考える性格なので、お店のコンセプトはガッチリと固めないようにしています。

自分一人ではできないお店にしたいんです。スタッフがいて、お客様が来てくれて、みんなでお店を創り上げていく…そこから何かが生まれるようなお店にしたいと思っています。

店名ですが、Re:sの「Re」はメールの返信などにも使われる「返す」という意味。そして「s」は「smile」で、「笑顔を返していく」という言葉をイメージしました。お客様に笑顔を返してもらえればこちらも嬉しくなるし、もちろんその反対もある…ということで、笑顔があふれるお店を目指しています。「s」の意味も笑顔に限らず、sweetsだったり何だったりといろいろ当てはまることができるので、そこでも柔軟性を出していきたくて。そして、動物の「リス」をロゴにしようと思い、知人にデザインしてもらいました。

今はお昼のカフェ利用のほうが断然多く、夜はまだお客様が少ないので、これからいろんなイベントを企画して認知度を高めていきたいと思っています。何かのついでというよりも、「あのお店にいきたい！」と、目的を持って来ていただけるようなお店を目指したいですね。

サイトは使いやすかったですし、特に、時間がない中でデザイン会社を探すにはとても便利だと思います。また、融資を受ける際には姉妹サイトの「飲食店.COM」に掲載されているデータが非常に参考になり、、その面でちょっと驚きました。

私は何年も前から開業について計画的に考えていたわけではなかったので、もっと事前準備していれば、いろいろとできたことはあったかもしれません。でも、こういうのは勢いの部分もあるでしょうから、サイトを上手に使いつつ、自分がやりたいことをきちんと伝えられる業者さんを選べばいいのではないかと思います。