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冷蔵ショーケースを導入する際の注意点【テイクアウトの販売率を上げる方法とは?】

Photo by 画像素材:PIXTA

コロナ禍を経て、これまで以上に世間に浸透したテイクアウトサービス。さらなる売上アップを狙う飲食店では、冷蔵ショーケースを導入し、テイクアウト用のメニューをレジ横に並べるなどの試みを始めるお店もあるようです。

そこで、今回のテーマは「冷蔵ショーケースを導入する上で知っておきたいこと」。冷蔵ショーケース導入のメリットや、店舗に合ったショーケースの選び方、テイクアウト販売を始める上での注意点などについて解説します。ぜひご参考にしていただければ幸いです。


ショーケースを使ってテイクアウト商品を陳列するメリット

コロナ禍を経験したことでデリバリーと並んですっかり定着した感のあるテイクアウト。中食の需要増加もあり、テイクアウト販売を始めたり、導入を前向きに検討したりしている店舗も数多くあります。


テイクアウトを始める場合は、ただ「テイクアウトも行っています」と告知するだけでなく、冷凍・冷蔵ショーケースを使ってお惣菜などのテイクアウトメニューをレジ横に陳列するのがおすすめ。ショーケース利用には次のようなメリットがあるからです。


  • 店内のお客様へ「テイクアウトを行っている」ことを視覚的に周知できる
  • レジ横に並べることでお客様の「ついで買い」を狙える
  • おいしそうな料理が並ぶことで、購買欲アップを見込める
  • ショーケースから取り出すだけなので、お客様をお待たせすることがない

1番大きな利点は、店内のお客様に「テイクアウト販売開始」を見える形でお伝えできることです。彩り豊かで美味しそうな料理がショーケースにずらりと並べばそれだけで購買欲がアップを期待できますし、レジ横に商品が置かれていればお会計の際の「ついで買い」を狙うこともできます。


冷凍・冷蔵ショーケースは店舗に合ったものを選ぶのがポイント

冷凍・冷蔵ショーケースは、さまざまな大きさや種類のものが展開されています。売り上げアップのポイントは店舗の特性に合ったショーケース選び。取扱商品や店舗の規模に合ったものを選びましょう。


例えば、サラダやスイーツ、お弁当や丼、各種お惣菜などを中心に取り扱いたい場合はオープンなスタイルのショーケースが良いでしょう。扉のついたタイプよりも心理的な敷居が低く、お客様が「ほしいな」と思った瞬間にサッと手を伸ばして取り出せます。


オープンスタイルのショーケースはお料理と一緒にドリンクも並べられるので、一緒に陳列すればまとめ買いも狙えます。扉がないことで心配なのは温度のムラですが、最近はこれらの問題をクリアしたショーケースも多数販売されているので問題ありません。


また、冷凍と冷蔵をフレキシブルに切り替えられるタイプも人気です。四方から手を伸ばせるアイランドスタイルが多いショーケースで、動かせるようキャスターがついているものあるので、「特定のフェアの時だけテイクアウト商品を並べたい」「この期間だけ使いたい」というような時にも便利です。


お店の雰囲気にあったフレームを使いわけることも大切

Photo by 画像素材:PIXTA

お店の雰囲気に合ったフレームのショーケースを選ぶことも大切です。ショーケースのフレームには、主に次のような種類があります。


  • アルミ製フレーム
  • 木製フレーム
  • フレームレス(フレームなし)

最も一般的なのは、アルミ製フレームのショーケース。シルバーをはじめとするシンプルなカラーのものが多く、お客様にスタイリッシュな印象を与える点が特徴。価格もリーズナブルなものが多いため導入しやすいと言えるでしょう。


対して、木製フレームのショーケースはデザイン性が高くあたたかで優しいイメージです。和の雰囲気やナチュラルテイストの店舗でもマッチしますので、「アルミ製フレームのショーケースは浮いてしまう」とお困りのお店にもおすすめします。


商品の視認性を上げたい場合はフレームのない、フレームレスタイプのショーケースが良いでしょう。視界を遮るフレームがないため、お客様にしっかり商品を見ていただけます。


テイクアウト導入の注意点!許可が必要な場合も

既に飲食店として営業を行っている店舗がテイクアウト事業を新たにはじめる場合、基本的に許可などは必要ありません。しかし、次のケースを想定しているときは注意が必要です。


  • 時間帯を変え、まったく別のテイクアウト専門店をオープンさせたいとき
  • 今までとまったく別のメニューをテイクアウト用に展開したいとき
  • 店舗内で作った商品を、別な場所に持ち込んでテイクアウト商品として販売したいとき
  • 食材自体をテイクアウト販売したいとき

「時間帯を変える」とは、たとえば夕方以降にバーとして開いている店舗を、昼間の間まったく新しいお弁当屋さんとして使いたいケースなどです。この場合は新たに許可を取得しなくてはなりません。また、サンドイッチに挟んでいるハム自体を、食材として丸ごとテイクアウト販売したい時にも別途許可が必要になります。許可が必要かどうか、判断の難しい場合は、必ず管轄の保健所に確認を取りましょう。


テイクアウト用のショーケースを効果的に配置したり、ショーケースに適した照明などを取り付けたりするときは、専門家に意見をもらうと安心です。不安な点の多い方は、飲食店の内装に詳しい業者に相談することをおすすめします。



あわせて読みたい: 飲食店でテイクアウトを始める場合、内装はどうすべき? 専用スペースの作り方

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