温もりのあるお店作りにこだわる。
京急上大岡駅にある京急百貨店のレストランフロアにあるグランドゥーカプラス。グランドゥーカは、同百貨店の真正面にも既に店舗を構えており、いつも女性客で賑わっている印象である。今回のお店はシェフが女性ということもあり、オーナーの齋藤氏は「女性」という言葉にかなりこだわりを持っていた。席数を優先するあまり、スタッフの動線や収納スペースに影響が出てしまうことが多い中、スタッフのことも常に同じレベルで考えていた。一人でこられたお客様がさみしくないようにと、百貨店ではあまりお目にかかれない「厨房に面したカウンター席」がある。ほかにも、ピザを作っているところを見ることができる席もある。料理を待っている間も楽しめるように、これも齋藤オーナーの心配りである。客席は、カジュアルなスペースとフォーマルなスペースの二つ。カジュアルなスペースは「外」をイメージし、木製のベンチやグリーンを配置。フォーマルなスペースは、大きなテーブルにゆったりと座れるソファー、クロークも計画した。食事をするだけではなく、オペラの演奏や料理教室などのイベント、日常から非日常まで365日通いたくなるようなお店を目指している。