各務原市にて大正時代より営業されている老舗和菓子屋さんの本店改装のプロデュースを行いました。レトロな趣のあった既存のファサードや店内を白を基調とし、クリーンなイメージチェンジを演出しました。床から天井、什器にいたるまでカラーを白に統一することで、陳列する商品を引き立たせます。床や壁面には、和菓子の練り切りの細工をモチーフに陰影のつく立体的なタイルを用いて模様や貼り方を変え、リズムをつけています。什器やショーケースカバーの質感を漆喰風の仕上げを施すことにより、一体感が生まれ、柔らかさを表現しております。改装前は平行で横長のケースだった為、今回はお客様の方にケースの内側に角度をつけて、お客様が移動しなくても商品全体が見やすいように考慮しております。店舗は箱だけではなく、商品が並び、来てくださるお客様がいらっしゃることで完成します。商品の見やすさや回遊を考慮した新店舗にて、これからあたらしい歴史が始まります。