クロノバデザイン株式会社
東京都渋谷区神宮前6-19-21 井門神宮前六丁目ビル5F
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創作和食 和尊
ソウサクワショク ワソン
店舗概要
- 住 東京都渋谷区上原2-40-9ソエル上原
- 駅 代々木上原駅
- 業 創作和食
- 面 22.5 坪
- 特 スケルトン
- 年 2025年工事完了
担当者
-
デザイン担当
ChronoBa Design -
施工管理担当
ChronoBa Design

この事例のコンセプト
◤◢ クロノバデザイン ◤◢「そこにしかない唯一無二の空間デザインをつくるONE & ONLY」のクロノバデザイン施工事例。空間のトータルプロデュースからブランディング、プロジェクトマネジメントや細部のデザインにいたるまで、ワンストップで空間デザインを行う体制を保持。経験豊富なプロデューサーがオーナーと同じ視点に立ち一緒に事業構想を構築するパートナーとなって施工しました。
受け継がれる味と空間、大黒柱のある創作和食店
代々木上原で73年、暖簾を守り続けてきた蕎麦屋「丹波屋」。その想いと場所を引き継ぎ、三代目が「創作和食 和尊」として、新たな一歩を踏み出しました。
受け継いだ場所に、新たな物語を紡ぐ
レイアウトを考える上でネックになっていたのが、撤去や移動ができない構造柱と壁の存在でした。その条件を踏まえ、「どう活かすか」を起点に空間づくりをスタート。店内の印象を大きく左右する構造柱の1本を再構築し、古材を組み合わせてひと回り以上太く仕立て直すことで、場の中心を成す大黒柱(意匠)として、新たな存在感をもたせました。設計上の制約ではなく、デザインの可能性として捉える──その姿勢が、この店ならではの佇まいを築き上げました。
控えめな佇まいが誘う、特別な時間のはじまり
外観は、代々木上原の街並みに溶け込むよう、あえて主張を抑えた設計に。まっすぐな木目が印象的な板戸が趣を湛え、静けさの中に凛とした空気を漂わせます。その佇まいが、喧騒を離れた和の空間への入口となり、扉の先に続く特別な時間への期待を高めます。
大黒柱へといざなう、静けさに満ちたアプローチ
店内に足を踏み入れると、構造を活かして設けた長いアプローチが。足元にはランダムに配置された踏み石が連なり、まるで路地をたどるような感覚に。エイジングを施した壁面には、天井からの間接照明がやわらかく反射し、空間全体にあたたかな余韻が広がります。このアプローチは、「日常から非日常へ」と気持ちを切り替えるための静かな導入。歩を進めるごとに高まる期待感の先に、店の象徴である大黒柱が姿を現し、自然と視線と足が柱のもとへと導かれます。
人と料理が、ひとつながりに
料理人の所作や調理の音、立ちのぼる香りが感じられるカウンター席。無垢材の質感が空間に落ち着きを与え、穏やかな心地よさが広がります。
木のぬくもりに包まれる、心落ち着くひととき
木目の美しいテーブルに合わせて、壁や天井にも木材を効果的に用い、全体を落ち着きのあるトーンで統一した個室。照明は木材の質感を引き立てるよう、光量と高さを調整し、視覚にも触覚にも心地よい空間に仕上げました。賑わいから少し離れて、大切な人と向き合える静かな時間を過ごすことができます。
図面通りにはいかない、現場のリアル
長年営まれてきた蕎麦屋を解体し、一からつくり直したこのプロジェクト。解体してはじめて見えてくる古い配管や土の処理、新たな設備配管の設置など、現場での対応が求められる場面も少なくありませんでした。なかでも、限られた天井高の中での空調機器やダクトの取り回しには、図面を何度も確認しながら、丁寧に収まりを検討。細かな調整を重ねることで空間をかたちにしていきました。
柱がつなぐ、これからの時間
無いものとするのではなく、一見するとレイアウト上は不要にも思えた柱をあえて活かす。その選択がよりよいレイアウトを導き、空間にひとつの軸が生まれました。大黒柱のまわりには自然と人が集い、手を添え、笑みがこぼれます。長く親しまれてきたこの場所で、代々木上原の日常に寄り添いながら、新たな時間が静かに紡がれていきます。
受け継がれる味と空間、大黒柱のある創作和食店
代々木上原で73年、暖簾を守り続けてきた蕎麦屋「丹波屋」。その想いと場所を引き継ぎ、三代目が「創作和食 和尊」として、新たな一歩を踏み出しました。
受け継いだ場所に、新たな物語を紡ぐ
レイアウトを考える上でネックになっていたのが、撤去や移動ができない構造柱と壁の存在でした。その条件を踏まえ、「どう活かすか」を起点に空間づくりをスタート。店内の印象を大きく左右する構造柱の1本を再構築し、古材を組み合わせてひと回り以上太く仕立て直すことで、場の中心を成す大黒柱(意匠)として、新たな存在感をもたせました。設計上の制約ではなく、デザインの可能性として捉える──その姿勢が、この店ならではの佇まいを築き上げました。
控えめな佇まいが誘う、特別な時間のはじまり
外観は、代々木上原の街並みに溶け込むよう、あえて主張を抑えた設計に。まっすぐな木目が印象的な板戸が趣を湛え、静けさの中に凛とした空気を漂わせます。その佇まいが、喧騒を離れた和の空間への入口となり、扉の先に続く特別な時間への期待を高めます。
大黒柱へといざなう、静けさに満ちたアプローチ
店内に足を踏み入れると、構造を活かして設けた長いアプローチが。足元にはランダムに配置された踏み石が連なり、まるで路地をたどるような感覚に。エイジングを施した壁面には、天井からの間接照明がやわらかく反射し、空間全体にあたたかな余韻が広がります。このアプローチは、「日常から非日常へ」と気持ちを切り替えるための静かな導入。歩を進めるごとに高まる期待感の先に、店の象徴である大黒柱が姿を現し、自然と視線と足が柱のもとへと導かれます。
人と料理が、ひとつながりに
料理人の所作や調理の音、立ちのぼる香りが感じられるカウンター席。無垢材の質感が空間に落ち着きを与え、穏やかな心地よさが広がります。
木のぬくもりに包まれる、心落ち着くひととき
木目の美しいテーブルに合わせて、壁や天井にも木材を効果的に用い、全体を落ち着きのあるトーンで統一した個室。照明は木材の質感を引き立てるよう、光量と高さを調整し、視覚にも触覚にも心地よい空間に仕上げました。賑わいから少し離れて、大切な人と向き合える静かな時間を過ごすことができます。
図面通りにはいかない、現場のリアル
長年営まれてきた蕎麦屋を解体し、一からつくり直したこのプロジェクト。解体してはじめて見えてくる古い配管や土の処理、新たな設備配管の設置など、現場での対応が求められる場面も少なくありませんでした。なかでも、限られた天井高の中での空調機器やダクトの取り回しには、図面を何度も確認しながら、丁寧に収まりを検討。細かな調整を重ねることで空間をかたちにしていきました。
柱がつなぐ、これからの時間
無いものとするのではなく、一見するとレイアウト上は不要にも思えた柱をあえて活かす。その選択がよりよいレイアウトを導き、空間にひとつの軸が生まれました。大黒柱のまわりには自然と人が集い、手を添え、笑みがこぼれます。長く親しまれてきたこの場所で、代々木上原の日常に寄り添いながら、新たな時間が静かに紡がれていきます。
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デザイン会社への営業行為は禁止します。
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この事例を手掛けた会社の概要
社名 | |||
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所在地 | 東京都渋谷区神宮前6-19-21 井門神宮前六丁目ビル5F | ||
電話番号 | 0037-6411-003-246 | ||
外部リンク | |||
担当者 | 小野 | ||
業種・業態 | デザイン・設計&施工・工事 | ||
坪単価 | |||
建築設計 | - | スタッフ数 | 30名 |
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