株式会社KAMITOPEN 一級建築士事務所
東京都港区東麻布2-32-10東麻布SSビル4階
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nana's green tea 新宿LUMINE EST店
ナナズグリーンティシンジュクルミネエスト

この事例のコンセプト
「色移り」
株式会社七葉は「抹茶」という切り口から、「新しい日本のカタチ」を世界に発信している会社である。
良質の抹茶を、抹茶ラテなど現代的にアレンジしたメニューで提供している。
そして、その店内に求められる空間は「和風」ではなく「現代の茶室」である。
それは、オーナーの言葉を借りれば"日本に昔からある茶文化を現代的な解釈で楽しめる店"をつくりたいという思いの表れである。
日本においては、飛鳥時代から身分によって使える色が決められ、その後の時代でも使用できる色を制限されることもあった。
これは、多くは染料が天然の色の植物から作られ、その貴重性によって決定されていたからだ。
だが、人々は様々な色を身につけたいという欲求があり、特例として、禁止された糸の薄い色ならば、使用しても良いという条例が出された。
その実例として、日本の伝統色である一斤染め(いっこんぞめ)は赤の染料である紅花一斤=約600グラムで二反分の絹を染めてできる色、つまりはとても薄いピンク色は上記のように「聴し色」として身分の低いものの着用が許可されたことがある。
また、室町時代の茶人、千利休は”侘び寂び”の精神による地味な色を好んだが、それに対抗する様に、豊臣秀吉は「金の茶室」によって権力の象徴として「金」と「赤」のみで空間を構成した。
ここにも原色の貴重性が反映されている。
そこでnana's green tea LUMINE EST店では「茶の文化を広く一般の人々に広める」という原点に立ち返り、淡い色で現代の茶室を作りあげる事を提案する。
手法としては、原色を真っ白な素材に近づけると反射によって色が移る現象を利用し、空間に淡い色を付けることを試みた。
実際には、茶席の主人のもてなしの心や季節を表現する道具である「掛け軸」の言葉の文字の裏に季節の色(原色)を塗り、その色が壁に色移りすることで淡い色に変化し、空間に彩りを与えていく。
株式会社七葉は「抹茶」という切り口から、「新しい日本のカタチ」を世界に発信している会社である。
良質の抹茶を、抹茶ラテなど現代的にアレンジしたメニューで提供している。
そして、その店内に求められる空間は「和風」ではなく「現代の茶室」である。
それは、オーナーの言葉を借りれば"日本に昔からある茶文化を現代的な解釈で楽しめる店"をつくりたいという思いの表れである。
日本においては、飛鳥時代から身分によって使える色が決められ、その後の時代でも使用できる色を制限されることもあった。
これは、多くは染料が天然の色の植物から作られ、その貴重性によって決定されていたからだ。
だが、人々は様々な色を身につけたいという欲求があり、特例として、禁止された糸の薄い色ならば、使用しても良いという条例が出された。
その実例として、日本の伝統色である一斤染め(いっこんぞめ)は赤の染料である紅花一斤=約600グラムで二反分の絹を染めてできる色、つまりはとても薄いピンク色は上記のように「聴し色」として身分の低いものの着用が許可されたことがある。
また、室町時代の茶人、千利休は”侘び寂び”の精神による地味な色を好んだが、それに対抗する様に、豊臣秀吉は「金の茶室」によって権力の象徴として「金」と「赤」のみで空間を構成した。
ここにも原色の貴重性が反映されている。
そこでnana's green tea LUMINE EST店では「茶の文化を広く一般の人々に広める」という原点に立ち返り、淡い色で現代の茶室を作りあげる事を提案する。
手法としては、原色を真っ白な素材に近づけると反射によって色が移る現象を利用し、空間に淡い色を付けることを試みた。
実際には、茶席の主人のもてなしの心や季節を表現する道具である「掛け軸」の言葉の文字の裏に季節の色(原色)を塗り、その色が壁に色移りすることで淡い色に変化し、空間に彩りを与えていく。
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この事例を手掛けた会社の概要
社名 | |||
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所在地 | 東京都港区東麻布2-32-10東麻布SSビル4階 | ||
電話番号 | 0037-6411-003-208 | ||
外部リンク | |||
代表者 | 吉田昌弘 | 担当者 | 吉田昌弘 |
業種・業態 | 設計・デザイン/建築設計 ・インテリア設計(住宅、店舗etc)、家具・照明等 | ||
坪単価 | |||
建築設計 | 可能 | スタッフ数 | 7人 |
資格・許認可 | 一級建築士 |
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