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T's design office
京都府京都市左京区松ケ崎河原田町6-1-308
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bistro REIJIRO

ビストロ レイジロウ

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  • 岐阜県郡上市
  • 郡上八幡
  • 創作ビストロ
  • 13.7 坪
  • リフォーム改装

担当者

伊藤 登史江

この事例のコンセプト

■郡上の古い町家をビストロに改装

初めて現場を見に行った時、何だか懐かしさを感じ、

空気が美味しく、時間がゆっくり流れているように感じました。


オーナーさんのご趣味であったお料理を、自分の手で作り、自分でサーブし・・・

いわゆる、ワンオペレーションのスタイルです。


現場は、古い町家

入ると昔ながらの土間があり、おくどさん(かま)があり、井戸があり。

(土間を解体した時は、下から小さな防空壕?保存庫?のような小空間が現れ
・・・皆で覗き込みました(笑)


ビストロスを計画されているスペースは、一人でされるには広い・・・というのが最初の印象。

ワンオペでサービスできる席数をどのようにレイアウトするか。
(ポツンポツンと席があるのでは、寂しい印象になりますからね)

そして、無駄な動線にならぬよう、オーナーさんの動きやすさをどう考えるか。

オーナーさんが料理を作りながらも、サーブしながらも、みなさんの様子をしっかりと見られ

逆にオーナーさんのパフォーマンスを見ることで、お客様も飽きない。

その場で膨らんだイメージを伝え
オープンキッチン、L字のカウンターの形をベースに進めることに決定。

客席は、
カウンター席9席と、(空間のバランスを取る意味もあり)予備のテーブル席。


このエリアでは、飲食店自体が、まして、ちょっとお食事に!というお店が、ほぼ有りません。

だからと言って、モダン過ぎても、シャープ過ぎても、高級感があり過ぎても
この街の空気感とは合いません。



都会で繁盛するお店が、昔ながらの町並みのロケーションで同じように繁盛するわけではないのです。

ロケーションやそこに来てくれるお客さんを想像しながら空間を考えるのも、

デザインする側の忘れてはいけない大切なポイント。



町にもとけ込むが、ちょっと特別感を感じる場所。でも、土地柄、あたたかく、

ほっこりするような空間をコンセプトに。



もともとあった階段箪笥や梁、柱の見える真壁などを最大限に残し、あたたかみのある上品な空間にしました。
漆喰や無垢材、自然の素材を要所、要所に取り入れています。

予算にはメリハリをつけ、魅せる部分には予算を省かず、抑える所は抑えて。でバランスをとりました。


オーナーさんが長身なので、吊り棚も使いやすいように高めに設置。
(ワンオペなので、色々な物が、すぐ手が届く配慮も必要)

おかげで、カウンターから吊り棚までが広く取れ、圧迫感も軽減。

カウンターも幅広でフラットにする事で、ちょっとした高級感も。


ファサードは、店内が見えるようで見えない。
見えないようで、見える。

このチラリズム(笑)は、店内への興味をそそる効果もあります。


地元の工務店さんや、大工さんの親方さん、携わった皆さんの人柄が、感じられる
いいお店になりました。

オーナーさん含め、みんなで作り上げた感覚がすごく大きな物件です。

オーナーさんから、素敵なお店ですね。とよくお客さんに言われるとのこと。
観光客や地元の人にも愛されるお店になりました。
私も嬉しい。

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この事例を手掛けた会社の概要

社名
T's design office
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所在地 京都府京都市左京区松ケ崎河原田町6-1-308
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代表者 伊藤 登史江 担当者 伊藤 登史江
業種・業態 デザイン・設計・工事
坪単価
建築設計 -

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