1. トップ
  2. デザイン事例を探す [ 事例一覧 ]
  3. セブンストーリーズ / 3F Burgundy Black
MYST
愛知県名古屋市千種区春岡2-27-21 2F
×

セブンストーリーズ / 3F Burgundy Black

セブンストーリーズ

クリップする
(クリップ済) 一覧へ

店舗概要

  • 愛知県名古屋市
  • 名古屋駅
  • ホテル・旅館・ブライダル
  • 13 坪

担当者

篠元貴之

この事例のコンセプト

名古屋駅の近くに建つ、宿泊施設(民泊+ウィークリーマンション)の内装計画。

客室が7部屋のみ、7フロアという、各階、1デザイナーが内装を担当した1室である。
東海地方周辺の、工芸品と絡めた内装テーマという条件に合わせ、尾張地方の『漆器』から着想を得ることにした。

工芸品の漆の場合、独特の赤と黒の色合いがある。そのまま使ってしまうと物々しく映ると考え、異なるプローチで、光の強弱と陰影でその色を浮かび上がらせられないかと考えた。

葡萄酒を注ぐとき、熟した赤い色がグラスに溜まると黒く艶めくことがある。
その状況を、葡萄色と光の強さで表現できないかと試みた。

昼間は外光をより強く感じるように、窓から600mmの範囲を白く塗り分け、
夜間は、天井からの照明には頼ることなく、すべてフロアスタンドやテーブル照明だけでぼんやりとした陰影を生むことを目指した。

キッチンやWC、お風呂のエリアとベッドルームとで空間を2分しているが、境界部分に、横幅50cm 高さ150cm程の人がくぐれる程度の開口を空けたオーガンジーのレースを3つ並べて設置している。フィルムのようなギラつきや、レースの重なりにより増す不透明さが、葡萄色の陰影と相まって、幻影のような『向こう側』の光景を作り出している。

光の強弱と陰影、オーガンジーの重なりによる視覚への深浅が、葡萄色に色彩以上の表情をもたらし、空間の輪郭をぼかしているような気がしている。

この事例を手掛けた会社の概要

社名
MYST
この会社をクリップ
(クリップ済) 一覧へ
所在地 愛知県名古屋市千種区春岡2-27-21 2F
外部リンク
代表者 武田慎太良 担当者 篠元貴之
業種・業態 デザイン・設計のみ
坪単価
建築設計 可能 スタッフ数  4人
資格・許認可 ・一級建築士
・二級建築士
・建築学修士 M.arch (米国)
・フォトグラファー(プロ)

この会社にお問い合わせ

この事例をクリップ
(クリップ済) 一覧へ