MYST
愛知県名古屋市千種区春岡2-27-21 2F
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セブンストーリーズ / 3F Burgundy Black
セブンストーリーズ
この事例のコンセプト
名古屋駅の近くに建つ、宿泊施設(民泊+ウィークリーマンション)の内装計画。
客室が7部屋のみ、7フロアという、各階、1デザイナーが内装を担当した1室である。
東海地方周辺の、工芸品と絡めた内装テーマという条件に合わせ、尾張地方の『漆器』から着想を得ることにした。
工芸品の漆の場合、独特の赤と黒の色合いがある。そのまま使ってしまうと物々しく映ると考え、異なるプローチで、光の強弱と陰影でその色を浮かび上がらせられないかと考えた。
葡萄酒を注ぐとき、熟した赤い色がグラスに溜まると黒く艶めくことがある。
その状況を、葡萄色と光の強さで表現できないかと試みた。
昼間は外光をより強く感じるように、窓から600mmの範囲を白く塗り分け、
夜間は、天井からの照明には頼ることなく、すべてフロアスタンドやテーブル照明だけでぼんやりとした陰影を生むことを目指した。
キッチンやWC、お風呂のエリアとベッドルームとで空間を2分しているが、境界部分に、横幅50cm 高さ150cm程の人がくぐれる程度の開口を空けたオーガンジーのレースを3つ並べて設置している。フィルムのようなギラつきや、レースの重なりにより増す不透明さが、葡萄色の陰影と相まって、幻影のような『向こう側』の光景を作り出している。
光の強弱と陰影、オーガンジーの重なりによる視覚への深浅が、葡萄色に色彩以上の表情をもたらし、空間の輪郭をぼかしているような気がしている。
客室が7部屋のみ、7フロアという、各階、1デザイナーが内装を担当した1室である。
東海地方周辺の、工芸品と絡めた内装テーマという条件に合わせ、尾張地方の『漆器』から着想を得ることにした。
工芸品の漆の場合、独特の赤と黒の色合いがある。そのまま使ってしまうと物々しく映ると考え、異なるプローチで、光の強弱と陰影でその色を浮かび上がらせられないかと考えた。
葡萄酒を注ぐとき、熟した赤い色がグラスに溜まると黒く艶めくことがある。
その状況を、葡萄色と光の強さで表現できないかと試みた。
昼間は外光をより強く感じるように、窓から600mmの範囲を白く塗り分け、
夜間は、天井からの照明には頼ることなく、すべてフロアスタンドやテーブル照明だけでぼんやりとした陰影を生むことを目指した。
キッチンやWC、お風呂のエリアとベッドルームとで空間を2分しているが、境界部分に、横幅50cm 高さ150cm程の人がくぐれる程度の開口を空けたオーガンジーのレースを3つ並べて設置している。フィルムのようなギラつきや、レースの重なりにより増す不透明さが、葡萄色の陰影と相まって、幻影のような『向こう側』の光景を作り出している。
光の強弱と陰影、オーガンジーの重なりによる視覚への深浅が、葡萄色に色彩以上の表情をもたらし、空間の輪郭をぼかしているような気がしている。
この事例を手掛けた会社の概要
社名 | |||
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所在地 | 愛知県名古屋市千種区春岡2-27-21 2F | ||
外部リンク | |||
代表者 | 武田慎太良 | 担当者 | 篠元貴之 |
業種・業態 | デザイン・設計のみ | ||
坪単価 | |||
建築設計 | 可能 | スタッフ数 | 4人 |
資格・許認可 |
・一級建築士 ・二級建築士 ・建築学修士 M.arch (米国) ・フォトグラファー(プロ) |
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