名古屋の中心地、栄のオアシス・テレビ塔の隣にひっそりと佇むキャンドルショップ+イートインスペースの計画。

外観は、周囲の木々が生み出す木漏れ日が揺れる陰影が外壁に落ちることを期待し、キャンドルの炎がゆらぎと呼応することを意図したシンプルな仕上げとしています。

ショップのサインには、街の周辺環境に溶け込ませるために、限りなく透明なアクリルとしながら、通行人が不意に目を向けるよう、独特の反射を持たせて違和感を生み出すデザインとしました。森に突如として現れる白鳥が湖に浮かんでいるかのような静かな緊張感を持たせています。

店内は、溶けたキャンドルのような形状のテーブルにより構成され、その上には様々なキャンドルが灯されています。
テーブルとその上のキャンドルが、まるで森の中で溶け出してゆく氷の滝のように、訪れる者に安らぎとともに、キャンドルの魅力を伝えてくれることを願います。

店内では購入した、お菓子、コーヒー、お酒をイートインすることも可能です。