株式会社 REIICHI IKEDA DESIGN
東京都港区東麻布3-3-6-203
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日本新薬株式会社-コク
ニッポンシンヤクカブシキガイシャ コク

この事例のコンセプト
京都府に本社をおく製薬会社、日本新薬本社屋内のフリーアドレススペースのデザイン。
西大路駅のそばに広がる広大な敷地に数棟の社屋が立ち並ぶ中、その一角の場所に計画された。創立100周年記念として、2019年の暮れからプロジェクトがスタートしたが、途中未曾有の新型コロナウィルスの蔓延により、一度立ち止まるも2021年夏にようやく完成を迎えることとなった。
我々は、従来のように公道に面した建物ではない環境条件から、取り残された内部を外部に繋げるところから意識していった。まず、平行に並ぶ内外の境界線を、V字のガラス壁として斜めラインを取り入れることで、内外の境界面積増加を図った。更に元々外部環境仕様として施されていた床のタイルを、V字ガラス壁に引張られるように新たな内部空間にも食い込ませることで、内外の境界をあいまいなものにしている。
長い社歴のなか、増棟を繰り返す過程で社屋の外観は全て赤茶の色を帯びていき、敷地が色付けされていくような景色が広がっている。この内部空間にも影響していくかのように、随所に染りゆく過程を表現している。また、シーンカテゴライズを図るために、数奇屋造りの「続き間」の考えを取り入れ、襖のアウトラインをトレースしたスチールフレームを躯体梁のスパンに従いながら点在させている。遮音やプライバシーを確保するような、単に機能を求めた壁ではなく、オープンスペースながらも、意識をコントロールし、”個々の領域がゆるやかに形成されるようなもの”を目指している。
自分にフィットした場所で、自分の時間を過ごして頂きたい。
西大路駅のそばに広がる広大な敷地に数棟の社屋が立ち並ぶ中、その一角の場所に計画された。創立100周年記念として、2019年の暮れからプロジェクトがスタートしたが、途中未曾有の新型コロナウィルスの蔓延により、一度立ち止まるも2021年夏にようやく完成を迎えることとなった。
我々は、従来のように公道に面した建物ではない環境条件から、取り残された内部を外部に繋げるところから意識していった。まず、平行に並ぶ内外の境界線を、V字のガラス壁として斜めラインを取り入れることで、内外の境界面積増加を図った。更に元々外部環境仕様として施されていた床のタイルを、V字ガラス壁に引張られるように新たな内部空間にも食い込ませることで、内外の境界をあいまいなものにしている。
長い社歴のなか、増棟を繰り返す過程で社屋の外観は全て赤茶の色を帯びていき、敷地が色付けされていくような景色が広がっている。この内部空間にも影響していくかのように、随所に染りゆく過程を表現している。また、シーンカテゴライズを図るために、数奇屋造りの「続き間」の考えを取り入れ、襖のアウトラインをトレースしたスチールフレームを躯体梁のスパンに従いながら点在させている。遮音やプライバシーを確保するような、単に機能を求めた壁ではなく、オープンスペースながらも、意識をコントロールし、”個々の領域がゆるやかに形成されるようなもの”を目指している。
自分にフィットした場所で、自分の時間を過ごして頂きたい。
この事例を手掛けた会社の概要
社名 | |||
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所在地 | 東京都港区東麻布3-3-6-203 | ||
外部リンク | |||
代表者 | 池田励一 | 担当者 | 松永花連 |
業種・業態 | デザイン・設計のみ | ||
坪単価 | |||
建築設計 | 可能 |
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