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東京都豊島区目白3-15‐11アランフェス目白103
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MIRAIKAN MUSEUM SHOP

ミライカンミュージアムショップ

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店舗概要

  • 東京都江東区
  • テレコムセンター駅
  • ミュージアムショップ
  • 35 坪
  • スケルトン
  • 2023年工事完了

担当者

neighbor.inc

この事例のコンセプト

日本科学未来館のミュージアムショップをデザインしました。日本科学未来館からの要望もあり、「アクセシビリティ」「サステナビリティ」をキーワードに、体が不自由な人に向けた施策はもちろん、より多くの人へ向けたショップとして、ユニバーサルデザインを前提とした計画を始めました。
アクセシビリティについては、視覚的な認知が容易なカラースキームとそれに伴うサイン計画を行い、広い導線と円形状の什器で車椅子の利用者にとっても移動しやすい店舗を計画しています。
サステナビリティについては、リテラシー(教養)によって伝わり方が違うこと着目。現在さまざまな形で生活に取り入れられ、使用頻度も高まっているSDGs素材ですが、実際には気づかれていないものも多く、まず認知されることを重視。そこで、分かりやすくSDGs素材をキャプションで表現し、一つの展示のように利用者に伝わるようにデザインに取り入れました。
今回導入された無人決済システムも、特段新しいシステムでは無いにしても、不慣れな人、敬遠してしまう人もまだまだ多い現状に対し、 利用の有無を選択できるように、一つのコンテンツとして独立させる計画としました。

これらのような要素を丁寧に積み上げることで、ユニバーサルデザインとして、できるだけ全ての人に優しいお店を目指しました。

また、意匠的なアプローチとしては、大きいホワイエ空間の階段とエスカレータの下という環境で、店舗としてのエリア感が弱く、ワクワク感が感じられない状況から、 空間に対しての差別化を図りつつ、建築空間に対してノイズにならないような設えを考えました。
空間全体が明るめの空間に対して、階段・エスカレータと言う大きなボリュームから生まれる陰影と、ガラス面から入る外光、その相反する二つの要素を、黒と黄色という色として捉え、再表現することで、空間に馴染みつつも、お店としての存在感を持たせられるのではないかと考えました。
これは「人が見て認識する解像度」と、「認識はしなくても感じる解像度」の差異によって計画されています。
さらに、店舗のあり方として、アクセシビリティの重要性が問われていたため、黄色と黒という注意喚起色の組み合わせをそのまま店舗のカラースキームとして取り入れており、色に対する認識が弱い利用者に優しい空間を目指しました。

この事例を手掛けた会社の概要

社名
neighbor.inc
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所在地 東京都豊島区目白3-15‐11アランフェス目白103
外部リンク
代表者 小林圭介 担当者 小林圭介
業種・業態 設計・インテリアデザイン / ディレクション / プロダクトデザイン / グラフィックデザイン
坪単価
建築設計 - スタッフ数 3名

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