内装はなるべくギラギラさせないよう、ラウンジのようでいて独自性のある空間デザインを模索しました。
間接照明を基本に凹凸のあるオリジナル壁面仕上げで空間全体に柔らかさを、そして細部までオリジナルに制作した一つ一つのディスプレイにて遊びと密度を構築しています。

お店とは物語が生まれる場所であると思っています。細部を作り込むからこそ空間は形だけではなく物語ともなり得ます。本の背表紙の文字まで遊び、一つ一つのオブジェに店名モンスターにちなんだ遊びが加えらえており、それら細部のデザインは接客業の会話と物語の始まりへの伏線でもあります。
そんな一つ一つのオブジュが緻密に遊び積み重ねられたデザインの集合体は、上質で居心地の良い大人の社交空間に仕上がったのではないでしょうか。