内装のコンセプトにと施主から手渡された一枚の写真。それはとても重厚感のある青い扉の写真でした。

患者様を一番に迎える扉は、高度な技術や信頼の証を示すため重厚なものであって欲しいという施主からの要望を受け、一つひとつのパーツをオーダーで造り、オリジナルのエイジング塗装にて仕上げました。また、この扉にはここへ来た患者様自身が重い扉を開け、新たな世界に踏み込んで欲しいという施主の思いが詰まっています。扉を開けた先に広がる空間は、施主が旅したヨーロッパ各地の風景をデザインエッセンスに考えました。