白を基調とした外観に、船の甲板に使われるチークをあしらう事で、海辺に停泊するクルーズ船やボートハウスをイメージしたシンメトリーなデザインとしています。また、歴史ある砲台の台場として利用された地形を生かし、『台地の連続した水平ライン』を建物にも取り入れています。
純白の建物は、眼前の『海の青』、背景の『山の緑』にも映え、独自の存在感を放ちながら自然に溶け込んでいきます。

またインテリアは、壁一面がガラスウォールとなり、眼前に広がる景色と光を内部まで取り込んだ開放感あるデザイン。木と石、漆喰の清涼感ある上品なインテリアは、無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインの中に、余白をつくりながら家具を配置することで、心地よいコントラストをつくります。
その中で明石海峡大橋が借景となり、様々なヒトの過ごし方をSCENEとして切り取っていきます。