中国・広州に本社を置く、主に補正下着の製造販売を行う日本企業様からの依頼。
自社ビルを研修センターとしてリニューアルし、本国から年間数百名を収容し、 お風呂や畳サロンなど、日本文化も体験してもらう施設にとの依頼でした。

兵庫、西宮の北部に位置し、近くには有馬温泉があり、桜並木のある閑静な住宅街にあります。
内部環境は、極力作り込みはせずあくまでシンプルに。既存のガラス貼り建築を最大限生かし、採光を充分に取り入れ、木格子や和紙、左官に陰影のある表情を生みます。
上品な質感は光を受けて反射と影のコントラストをつくり、角(かど)のない柔らかなフォルムで優しい和の表情を創ります。茶道や武芸など、文化を体験する空間として。
また、日本の文化の“ 粋” と感じていただける空間として。芯の強さの中に優しさがある。
補強下着そのものの美しさと芯の強さ、女性らしさをイメージした空間です。

“粋(いき)” は本来 “意気” と書きます。 さっぱりとした気立てで、あかぬけがし、色気(いろけ)もただようこと。