黒い空間をベースに赤を基調とし、線で構成されたラインディテールが反復交差しながら複雑な奥行きが生まれるようにデザインしました。
人の気配は隠さずに空間を意匠的に遮るパーテーション、立体造形の壁面に重なるパネル意匠は光と共に影を生み出し、様々な意匠がミラー越しに連続し共鳴し合う演出は、空間をより妖艶なものへ、そして複雑で美的なものとして視覚に入り込みます。黒、赤、シルバー、ゴールド、、、線の反復、混じり合う色気は場所によって表情が異なり、単色では表せない独自の個を生み出しています。それはお客様やホストがACE(主役)となる唯一無二の色でもあるかのような表現にもなれたかと思います。
視覚を誘導するデザイン構成は、ホストクラブにとってお客様同士の気配を感じさせないようにさせ、お客様の大切なひと時をより良い時間にする要因ともなっているのではないでしょうか。