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ne/o
東京都港区北青山1-3-3三橋ビル 3階
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Hotel Y

ホテル

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店舗概要 Hotel YのHPへ

  • 静岡県熱海市
  • 熱海駅
  • ホテル
  • 110 坪
  • リフォーム改装
  • 2022年工事完了

担当者

日野達真

この事例のコンセプト

『経年をデザインする』

Hotel Y(プロジェクト名)は、1960年代に建設され、かつて東京都の保養所として運営されていた建物を、現在の運営会社が旅館業として運営している宿泊施設である。

既存の建物は躯体や設備の劣化が目立つ状態であり、最低限の修繕工事を行うと同時に、競争が激化するエリア内での差別化を図り、客単価を上げるために、体験価値の向上が求められた。

まず、同エリア内にある同価格帯の宿泊施設を調査したところ、「安価で効率的なビジネスホテルやゲストハウス」と「レトロという雰囲気を持つ旅館や小規模ホテル」の2つに大きく分類されることが分かった。そこで、築60年以上の建物が持つ時間的な質感と、比較的手軽に安心して泊まれるシティホテルの両方の魅力を兼ね備えた温泉ホテルとして、新しいポジショニングを策定。

改修を行う要素は「ファサード」「エントランスラウンジ」「客室」に絞り込み、ファサードとエントランスラウンジには、当時の痕跡や経年変化を生かしつつ、訪れる人に期待感や高揚感を生み出す品格と質感を持たせていく。一方で、客室は最低限の修繕(設備の更新や傷・汚れの補修)に留めることで、実行予算の最適化を図る。具体的には、フロッタージュ技法を用いて古いテクスチャ浮かび上がらせ、全体的に統一感を持たせたファサードや、ジャンカと呼ばれるコンクリート打設時の不具合をあえて表出させ、塩酸処理によって経年変化を演出したカウンター。さらに、1960年代を象徴した家具や照明の選定など、新しさと古さの不思議な空気感を纏う経年変化をデザインした。

この事例を手掛けた会社の概要

社名
ne/o
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所在地 東京都港区北青山1-3-3三橋ビル 3階
外部リンク
代表者 日野達真 担当者 日野達真
業種・業態 店舗・オフィス・住宅デザイン設計 / グラフフィックデザイン / ブランディング / コンサル
坪単価
建築設計 可能 スタッフ数 3名

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