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株式会社山田工藝社
東京都渋谷区恵比寿南1-1-1Humaxビル 6F
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旬饗あたらよ

シュンキョウアタラヨ

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店舗概要

担当者

小林 敏哉

事例のコンセプト

旬の味わいに心が動き、語らいに時を忘れる。旬饗あたらよが目指したのは、食事を終えたあとも、もう少しここにいたいと思える一夜です。

その物語は、大谷石と古材の梁が迎える入口から始まります。歳月を刻んだ素材の風格と、栃の無垢材に筋彫りで刻んだ書家の文字。暖簾をくぐる所作を境に、街の日常から、旬を慈しむ時間へと誘います。

天高四メートルのメインフロアで主役となるのは、奥行き千五十ミリの栃の一枚板を用いた多角形のカウンター。豊かな木目が広がるその席は、料理人の手仕事、立ち上る香り、器に盛られる季節を間近に受け止める舞台です。和紙の行燈がゆず肌の左官に柔らかな陰影を落とし、格子天井と厨房上部の高低差を間接照明が際立たせる。開放感の中に、包まれるような親密さを織り込みました。

語らいが弾むボックスシート、静かに向き合う個室。それぞれに異なる趣を持たせながら、木と光の温もりが空間全体をつなぎます。

そして夜の余韻は、深い色調のバーへ。柿渋で染め上げた栃のカウンターが艶を帯び、グラスを傾ける時間がゆっくりと流れ始めます。

晴れやかな食の舞台から、心をほどく夜の静けさへ。
素材と光、空間の抑揚で紡ぐのは、味の記憶とともに、いつまでも心に残る「あたらよ」です。

施主のご要望

旬の一皿を味わう喜びを、その夜のかけがえのない記憶にしてほしい。旬饗あたらよには、料理とともに、ここで過ごす時間そのものを大切にしたいという想いを込めました。

店の中心に据えたのは、奥行き1050ミリの栃の一枚板を用いた多角形のカウンター。料理人の手仕事や立ち上る香りを間近に感じながら、ゆったりと食事を楽しめる設えです。入口の大谷石と古材の梁、書家の文字を筋彫りで刻んだ栃の看板にも、素材の表情と人の手が生む味わいを大切にしました。

親しい人と語らうボックスシート、大切な時間を分かち合う個室。そして、食後の余韻を楽しむ、柿渋染めのカウンターを備えたバー。一軒の中に異なる過ごし方を用意し、その日の気持ちや集う相手に寄り添います。

おいしかった、だけでは終わらない。もう少しここにいたい、またこの人と訪れたい。そんな想いが自然に生まれる店を目指しました。

デザイン設計・施工の工夫

素材の力を引き出し、光と高さの抑揚で、夜の深まりを感じる空間をつくる。それが、旬饗あたらよのデザインと施工を貫く考え方です。

入口は、大谷石の素朴な表情に古材の梁の力強さを重ね、静かな風格を演出。栃の無垢材の看板には、書家が描いた文字を筋彫りで刻み、筆の表情を木に残しました。異なる素材が互いを引き立てる組み合わせで、暖簾をくぐる前から期待が高まる設えとしています。

天高四メートルのメインフロアでは、開放感と落ち着きの両立を重視。格子天井と厨房エリアの天井に段差を設け、和紙の行燈や間接照明を組み合わせることで、高さを生かしながら客席を柔らかな光で包みました。ゆず肌の左官には繊細な陰影が生まれ、木の端正な線に穏やかな表情を添えています。

空間の核となるのは、奥行き千五十ミリの栃の一枚板を用いた多角形のカウンター。豊かな木目を見せながら、折れ曲がる角度や板同士の取り合いを丁寧に整え、料理を引き立てる広がりと、料理人との親密な距離感を形にしました。

ボックスシートと個室は、素材や色調をそろえつつ、壁の造形や天井の意匠でそれぞれの個性を表現。一方、バーでは栃のカウンターを柿渋で染め上げ、空間全体のトーンを抑えました。同じ栃が異なる表情を見せることで、食事の高揚から食後の余韻へと、気持ちが自然に移ろう構成です。

木、石、左官、和紙。それぞれの持ち味を細部の納まりと光でつなぎ、目に映る美しさと、席に着いて感じる心地よさを丁寧に重ねました。

この事例を手掛けた会社の概要

社名
株式会社山田工藝社
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所在地 東京都渋谷区恵比寿南1-1-1Humaxビル 6F
外部リンク
代表者 山田 将也 担当者 山田 将也
業種・業態 デザイン・設計&施工・工事
坪単価
建築設計 - スタッフ数 6人
資格・許認可 ・一級建築士在籍
・インテリアプランナー在籍

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