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飲食店、アパレル、雑貨店も! 店舗内装で考えたい「非接触」の仕組み

画像素材:PIXTA
まだまだ先の見えない新型コロナウイルスの感染拡大。飲食店やアパレル、雑貨店などの店舗ではその対策として「非接触サービス」の導入が進んでいます。今回は、非接触の仕組みを取り入れる際に必要な設備や内装の工夫、事例を紹介します。

「非接触」導入がコロナ禍の有効策に

コロナ禍において、各店舗でさまざまな感染防止対策が行われていますが、特に注目されている対策が「非接触」の仕組みを取り入れることです。接触感染のリスク軽減が期待できるため、消費者の心理や感染予防の観点からも重要とされています。では、店舗で非接触の仕組みを導入するにはどんな設備が必要になるのでしょうか。

■非接触型検温器

商業施設のエントランスなどで急増したのが、非接触の検温器。顔認証型の非接触検温器であれば対面することなく検温が可能です。非接触の検温器は場所を取るイメージがありますが、2020年7月にはコンパクトな壁掛けタイプの温度計も登場。店舗の面積に合わせて機器を選ぶことがポイントとなるでしょう。
画像素材:PIXTA

■モバイルオーダー

スマートフォンやタブレットから商品の注文・決済を行えるサービスで、主に飲食店での導入が進んでいます。顧客は専用アプリを使って注文と支払いを済ませ、店舗に出向いて商品をピックアップしたり、その場で飲食したりするというスタイルです。

■テーブル設置型のタブレット

テーブル上に設置されたタブレットから注文する、非接触型のセルフオーダーサービス。注文内容はそのままキッチンのタブレットなどに送られ、リアルタイムで管理が可能。業務効率化の観点から導入している飲食店も多く見られます。

■非接触型ロボット

飲食店であれば配膳ロボット、ホテルや病院では受付業務ができるロボットなど、ロボットと一口に言っても使用目的はさまざまあります。

そのほか、非接触を目的とした機器がさまざまな企業で開発されています。導入する場合は、システム利用料や機材のレンタル費などのコストと利益のバランスを見極めることはもちろん、補助金の利用も検討すると良いでしょう。

店舗内装の事例

ロボットやタッチパネルなどを導入する場合は、ロボット用の動線や、タッチパネルを置くゆとりのあるテーブルを用意する必要があるなど、内装の工夫が大切。ここからは実際に非接触サービスを行っている店舗の事例を紹介します。

■くら寿司

いち早く非接触を導入した『くら寿司』。2020年には非接触型サービスを標準装備した「スマートくらレストラン1号店」として『くら寿司 東村山店』をオープン。さらに2021年4月には、同社初の完全非接触技術を導入した「グローバル旗艦店2号店」の『くら寿司 道頓堀店』を出店しました。

道頓堀店では、来店時に非接触型タッチパネル搭載の自動案内機でセルフ案内。スマホ、小型カメラとAIで皿の枚数を自動検知する設備、タッチレスのセルフ会計システムを用いて、入店から退店まで非接触を実現しています。

内装を手掛けたのは、浅草ROX店に続き佐藤可士和氏で、回転レーンの周りの席を全て暖簾付きの半個室のボックスシートで構成。お箸や調味料はテーブル内部に格納できる仕組みになっており、全体的にスッキリとした印象です。

■Minn蒲田

パナソニックは、DXのソリューション事業などを手がける「SQUEEZE」と共同で、「Minn蒲田」にて非接触型ホテル経営の実証実験を始めています。

受付では遠隔コミュニケーションシステムを用い、遠くにいるフロントコンシェルジュがディスプレイ上のアバターを介してチェックインや問い合わせに対応。さらに電力のモニタリング・コントロールを可能にするシステムを活用するなど、サステナブルな取り組みも行っています。部屋はシンプルでおしゃれな内装となっており、清潔なイメージです。

■PiNCH 南青山店

東京・赤坂で24時間365日営業の美容サロンを展開している株式会社PiNCHが、昨年業界初の非接触型美容室をオープン。独自のキャッシュレスシステムを導入し、施術以外は非接触となっています。

また、2021年6月からは愛犬を連れてヘアカットができるようになったことでも話題を呼びました。テラス席も用意されており、グリーンを基調とした開放的な空間となっています。

ロボットを導入する場合は広い空間が必要となりますが、アルコールディスペンサーや、非接触自動モーションセンサー式のゴミ箱など、小さなスペースでも非接触の取り組みを始めることは可能です。非接触の取り組みをしていることが分かれば、お客様も来店しやすくなるため、SNSなどでアピールしていきましょう。

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