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感染症対策におすすめ、換気設備の導入。種類や設置費用、補助金は?

画像素材:PIXTA
コロナ禍に入り、ますます重要視されるようになった店舗の換気設備。お客さまが安心して利用できる店舗にするためにも、換気設備は充実させたいところです。今回は換気設備の導入についての情報をまとめました。

感染症拡大を機に注目される、換気の重要性

新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の見解(令和2年3月9日及び3月19日公表)では、集団感染が確認された場所で共通する3条件が示されています。

①換気の悪い密閉空間であった
②多くの人が密集していた
③近距離(互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話や発声が行われた

以上の3条件が揃わないようにするためにも、換気設備を利用し、空気の清潔を保つ必要があります。では実際の店舗に使用する換気設備には、どのような種類があるのでしょうか。

換気設備の種類

ここでは、機械で強制的に換気を行う「機械換気」を紹介します。機械換気は、第一種、第二種、第三種の3種類があり、新しい空気を取り入れる「給気設備」、古い空気を吐き出す「排気設備」の組み合わせによって分けられています。また、給気設備と排気設備はペアで設置することが、法律で定められています。

■第一種

給気と排気の両方を機械で行うもの。主にオフィスビルなどで使用されています。3種類の中では、給気量と排気量を確実に確保するのに最も適していますが、コスト、メンテナンス費用、消費電力が高めです。

■第二種

給気を機械換気、排気を自然換気で行うもの。主にクリニックやクリーンルームなどで使用されています。第一種に比べるとコストは低めですが、排気が自然換気のため、滞ってしまうと給気の効率が落ちたり、湿った空気が入ってきて結露を引き起こしたりするデメリットも。

■第三種

給気を自然換気、排気を機械換気で行うもの。室内で発生するニオイや水蒸気を排出するため、主に飲食店で使われています。閉め切った店舗で使う場合は給気が滞ってしまう場合もあるため、注意が必要です。

それぞれ耐久期間は約10年といわれています。費用はメーカーやダクトの有・無によっても変わりますが、第一種と第三種では、初期費用が30万〜100万円以上違う場合も。それぞれの店舗に合った換気設備を選びましょう。
画像素材:PIXTA

後付できる換気設備もあり

第1種を発展させた「高機能換気設備」という種類もあり、飲食店などで利用されています。高機能換気設備は、外気と内部から排出する空気の間で熱交換し、窓を閉めたままでも換気が可能。冷暖房効果の無駄を防ぐことができます。省エネにも効果が期待できます。基本的に店舗の内装を行う時に上記のいずれかをつけますが、高機能換気設備の後付タイプ(露出設置形の全熱交換器)も発売されています。気になった方は調べてみてください。

東京都内の飲食店がチェックしたい補助金

東京都では「感染症対策サポート助成事業」として、業界団体が作成した感染拡大予防ガイドライン等に沿った新型コロナウイルス感染症対策を行う中小企業等に対し、経費の一部を助成しています。換気設備設置工事費用も対象(換気設備の設置を含む場合は200万円まで助成)。申請期間が令和4年3月31日までのため、助成を検討される方は早めに準備してください。

換気設備は第一種、第二種、第三種、高機能換気設備に分けられますが、その中にもさまざまな種類のものが各メーカーから発売されています。設置は大掛かりな工事になることがほとんどのため、内装を考える際にプロに相談しましょう。

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