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低予算で店舗内装を高級に見せる7つのコツ【安くてもおしゃれなデザイン術とは?】

低予算で店舗内装を高級に見せる7つのコツ|安くてもおしゃれなデザイン術とは? Photo by 画像素材:PIXTA

「お客様にとって居心地のいいおしゃれでゆったりとした店舗づくりをしたい。でも、予算は可能な限り抑えたい……」そんな相反する悩みを持つオーナーの方も少なくないのではないでしょうか?
中小規模の店舗経営者にとって、予算を抑えつつ魅力的な店舗内装を実現することは大きな課題です。

そこで、今回は「低予算で高級感あふれる空間を演出するテクニック」をテーマとして取り上げます。
顧客の心をつかむ店舗デザインのポイントやすぐ実践できる具体的なアイデアをお届けしますので、ぜひご一読ください。

「高級感」とは?高見えする店舗デザインのポイント

そもそも、「高級感のあるデザイン」とはどのようなものなのでしょうか?
いわゆる「高級店」と言われるお店には、店舗デザインや内装に次のような共通点があります。

  • 開放感があり、ゆとりが感じられる
  • 照明や配色が落ち着いている
  • 壁紙や床材などに気を配っている
  • インテリアが個性的

高級店は「余白」を大切にしています。
情報を詰め込み過ぎないことでゆったりとした雰囲気を演出し、ゆとりのある空間を作り出しています。

また、照明や配色も「落ち着き」を第一に考えて選ばれています。
照明が明るすぎたり、内装に多くの色を使いすぎたりすると、見る人にカジュアルな印象を与えてしまうので気をつけましょう。
統一感のある色づかいや柔らかい照明を意識することが重要です。

そして、他店とは違う「唯一無二」の要素も欠かせません。
オリジナリティのある少し尖ったインテリアを取り入れることで、チェーン店との差別化をはかれます。凝った壁紙などもラグジュアリーな印象に繋がるでしょう。

【テクニック7選】低予算で高級感のある店舗に見せる方法

低予算で店舗内装を高級に見せる7つのコツ|安くてもおしゃれなデザイン術とは? Photo by 画像素材:PIXTA

次に、費用を抑えつつ高級感のある店内を演出するためのテクニックをご紹介します。
安くおしゃれな店舗を作るためには、次の7つのテクニックを有効活用することが重要です。

  1. 1:壁紙のテクスチャーにこだわる
  2. 2:アクセントクロスで空間にメリハリを
  3. 3:間接照明で柔らかく上質な雰囲気に
  4. 4:寒色系で洗練された空間に
  5. 5:内装に用いる色は3色以内に抑える
  6. 6:ミラーで空間を広く見せる
  7. 7:インテリアは量販店の商品をカスタマイズ

それぞれについて見ていきましょう。

1:壁紙のテクスチャーにこだわる

壁紙はお客様の視界に入る割合が多いため、店舗の印象を大きく左右します。こだわりを持って選びましょう。
「ラグジュアリーな雰囲気を出すためにはタイルや塗り材でなくては」と言われることもありますが、気をつけて選べばクロスでも十分に高見え可能です。

高級感を演出する際は、壁紙のテクスチャーにこだわりましょう。
シルク風の光沢感を持つ織物調のクロスなどは、ホテルや和モダンな雰囲気のレストランなどでもよく使用されています。
目の大きい織物調のクロスも、エスニック風の異国情緒あふれる空間が出来上がるため人気があります。

2:アクセントクロスで空間にメリハリを

壁の一部に色や柄の違うクロスを貼り、客席のアクセントにする「アクセントクロス」の手法もおすすめです。 アクセントクロスを用いることで空間にメリハリができるので、店舗を単調な印象から解放してくれます。
また、柄の違う部分に視線を集めることができるため、空間を広く見せることも可能です。

クロスを一部分変えるだけなので、リーズナブルな費用でおしゃれな雰囲気を作り出せる点も魅力でしょう。

3:間接照明で柔らかく上質な雰囲気に

店舗全体を白っぽい明かりで煌々と照らす照明は、軽やかさや賑やかさを演出する際は最適ですが、高級感を出したい場合は不釣り合いです。もう少し柔らかさや温かみを演出できると良いでしょう。

床や壁などに明かりを一度当て跳ね返った光を活用する「間接照明」は、柔らかな印象を作り出すのにぴったりです。
直接照明と上手く組み合わせて使えば空間が暗くなりすぎることもありません。

また、バーなどでよく使われている部分照明の活用もおすすめです。
少し暗めの店内にポツ、ポツと部分照明を使えばムード満点のエレガントな空間を手軽に作りだすことができます。

4:寒色系で洗練された空間に

アイボリーやホワイトなどの明るい色は空間にゆとりをもたらしますが、やや開放的な印象になりすぎます。
店舗に落ち着きや重厚感を持たせたい場合は、黒系や青系など、寒色のカラーでまとめることを心がけましょう。洗練された印象を与えるために、グレーやネイビーを基調にするのもおすすめです。

5:内装に用いる色は3色以内に抑える

高級感を出すには、色の統一が重要です。
内装に使う色は3色以内にすることを心がけましょう。それよりたくさんの色を使ってしまうと、店内がガチャガチャと落ち着きのない印象になってしまいます。

多くの色を使いたい場合は色相を統一し、彩度や明度だけを少しずつ変える「ドミナント・カラー配色」を活用すると空間にまとまりが生まれます。

6:ミラーで空間を広く見せる

「小規模店のため、空間に広がりを持たせるのが難しい」という場合は、壁の一部にミラーを活用すると良いでしょう。
奥行きが出て、店舗がゆったり広々と見えるはず。ガラスなどの透明素材と組み合わせて使えば、更に開放感を演出できます。

7:インテリアは量販店の商品をカスタマイズ

高級感の演出には、内装に合わせたインテリアも重要です。
高価な家具や小物を購入するのは難しくても、量販店の商品にひと手間加えるだけでしっかり高見えします。

シンプルな小物にペイントしたり金具をつけたりするだけなら、DIY経験のない方でも比較的簡単にチャレンジ可能です。
アイデア次第でオーダーメイドのような仕上がりが実現できるので、ぜひ挑戦してみましょう。

低予算でも高級感は実現可能!迷ったときはプロへの相談も

今回ご紹介したテクニックの多くが、数千円~数万円で始められるものばかりです。
少しの工夫で、おしゃれで高級感あふれる空間を演出できます。

壁紙や内装の色づかいに関しては専門的な知識が必要な部分もあるため、不安を感じた際はプロの業者に相談してみることもおすすめです。
まずは一つから試し、お客様の反応を見ながら徐々にステップアップしていけると良いですね。

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