『スターバックス』、『ブルーボトルコーヒー』から学ぶ、カフェの内装をおしゃれに見せるポイント
2017-06-12

1、コンセプトを内装に反映させる『ブルーボトルコーヒー』

日本進出の一号店、「清澄白河ロースタリー&カフェ」の設計を担当した長坂常さんは、コンセプトにならって、「建物内どこにいても、誰であろうと、互いに動きを感じながら協調し、高め合う関係をつくる空間」を目指したそうです。広々とした空間は仕切りがなくフラットで、コーヒーを淹れたり、サンドイッチを調理したりする店員の動きが客席からよく見えます。資材置き場のようなバックヤードや、出勤前の店員の姿まで目にすることができます。消費者とバリスタの間に垣根がなく、外に向かって開かれたデザインで、カフェのコンセプトを感じさせる内装になっています。
2、一つとして同じ内装はない『スターバックスコーヒー』

一貫しているのは、落ち着いた照明と、長居したくなるようなインテリアです。なかでも取り入れやすいのは、暖色系のペンダント式ライトではないでしょうか。ペンダント式ライトは、天井からぶら下げるタイプの照明で、配置や長さ、シェードの形によって表情を変えることができます。
スターバックスでは、素朴な形のペンダントライトを並べて使い、かわいらしさを演出しています。シンプルなものから、花火や星、豆電球などをモチーフにした個性的なものまでたくさんあり、手軽におしゃれな雰囲気を出すことができます。壁の色にあった照明を選ぶことで、店内に豊かな色合いを生み出すことができるでしょう。
また、スターバックスは店舗によって折り上げ天井を採用しています。折り上げ天井は、他の部分より一段高く凹んでいます。そこに間接照明を設置することで、天井を高く見せる効果があるようです。意識していないとなかなか目にする機会がないと思うので、今度スターバックスを訪れたときにはぜひチェックしてみてください。
3、花で魅せる『ニコライバーグマンノム』

花がふんだんに使われているとは言え、甘すぎる印象ではなく、コンクリート打ちっ放しの内装や、北欧風のシンプルな家具の中に植物が絶妙なバランスで配置されているため、非常にスタイリッシュな印象です。ここまでダイナミックな演出でなくとも、アートや小物の配置によって、カフェの雰囲気は変化します。大がかりなリフォームが難しいときには、花や小物で店内を飾ってみてはいかがでしょうか。
今回は、有名店に学ぶ内装のポイントを紹介しました。筆者は、SNS映えするようなフォトジェニックな空間は、リラックスできる内装と結びついているように感じています。どんなテイストのカフェを目指すかはオーナー次第ではありますが、「居心地の良さ」を追求することで、長く愛されるカフェになると思います。内装を考える際には、ぜひ参考にしてみてください。
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