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子ども連れに選ばれる飲食店の作り方【4つのポイントを守ればOK!】

画像素材:PIXTA
2023年4月1日から「こども家庭庁」が開庁するなど、ますます注目を集めている「子どもや、子育てをしている方の視点に立って物事を考える」取り組み。そこで、今回は「子ども連れに選ばれる飲食店の作り方」について紹介します。店舗のデザインやメニューの工夫について解説しますので、ぜひご参考にしてください。

【ポイント1】ベビーカーでも入りやすい工夫

乳幼児を連れての来店で、はじめの関門となるのは店舗の入口。というのも、一般的な飲食店の入口は、ベビーカーを押して入るにはやや狭い作りだからです。入口でベビーカーを畳むなどの作業が必要になれば、子連れのお客様にとって大きなハードルになります。

ベビーカーが入りやすいように意識する場合、入口や通路の幅は最低でも70cm、可能であれば90cm以上を確保しましょう。曲がり角や人とのすれ違いが必要になる場所に関しては、120cmから140cmほど確保できると、さらに余裕を持って移動できます。

入口の前に階段がある場合は、スロープの設置もおすすめです。子ども連れのお客様でも、段差につまずくことを気にせず、ストレスフリーでご入店いただけます。

【ポイント2】子ども向けの椅子やキッズスペースで差別化を図る

店舗内で通常使われている椅子やテーブルは大人向けのものなので、小さな子どもには高さが合わないことがほとんどです。座りにくく、食事もしにくい座席は子どもにとっても保護者にとってもストレスが溜まるもの。食事中に子どもがぐずる要因の1つになってしまいます。

そのため、子連れのお客様を意識する場合は、子ども向けの椅子やテーブルを用意しましょう。おすすめはテーブルと椅子が一体化しており、キャスターで移動できるもの。クッションなども用意しておくと、さまざまな身長の子どもに対応できます。さらに、見た目がカラフルでかわいらしいものだと、子どもの気分も明るくなりやすく、保護者も楽しく食事ができるでしょう。

また、子連れのお客様には、お座敷やカーペットタイプの座席も人気です。乳幼児を寝転がらせたり、ハイハイさせたりする余裕があるため、保護者もリラックスして食事できるはず。店舗スペースに余裕があれば、ぜひ周囲とパーテーションなどで区切った、お座敷スペースも確保してみましょう。

そのほか、子ども向けのおもちゃや本を取り揃え、自由に遊べるようにしたキッズスペースも、子連れのお客様の強い味方です。広めのスペースが必要となるため、設置のハードルはやや高めですが、「子連れのお客様に特化したお店」を目指す場合、キッズスペースがあると他店舗と大きく差別化が図れます。

【ポイント3】授乳やおむつ交換がしやすい空間作りを

画像素材:PIXTA
授乳やおむつ交換のしやすい空間を用意することも大切です。スペースに余裕がある場合は、授乳室を施錠できる個室として設置すると良いでしょう。個室が難しい場合でも、厚手のカーテンで仕切り、プライバシーをしっかり守れるよう配慮することが大切です。

おむつ交換用のベビーベッドは、荷物を置いてゆっくり作業ができるよう、広めにスペースを確保しましょう。一昔前までは、女性用のお化粧室にだけベビーベッドが置かれていることもありましたが、現在は男性・女性関係なく子どもの世話をするのが一般的です。男性の保護者だけで子どもを連れて来店するケースも増えているため、おむつ交換用のベビーベッドは、女性用・男性用どちらのお化粧室にも設置しましょう。

そのほか、幼児用の小さな便器や背の低い手洗い場などの設置も喜ばれる工夫です。子どもが喜ぶ華やかでかわいらしい装飾を施しておけば、保護者の方も「トイレに行こうね」と子どもに促しやすくなります。

【ポイント4】離乳食の持ち込みOKやアレルギー対応なども喜ばれる!

「キッズメニューが食べられないため、子ども用の離乳食を持ち込んでもOK?」といったことを気にしている保護者の方も多数いるため、離乳食の持ち込みが可能な場合は、Webサイトなどで大々的にアピールしましょう。事前にわかっていると、子連れのお客様は安心して来店できます。

また、アレルギーに対応したキッズメニューを用意しておくのも良いでしょう。最近では、多くのファミリーレストランが低アレルゲンメニューを提供しているため、メニューを考える際は参考にしてみてはいかがでしょうか。さらにプラスチックの割れにくい食器の貸し出し、食事の提供まで退屈せずに時間を潰せる小さなおもちゃの提供なども効果的です。

その街に根ざすことを目標に掲げる飲食店にとって、子育てしやすい環境作りは非常に有意義なアクション。営業スタイルや経済的な理由など、すぐに取り入れることが難しい場合でも、できるところから少しずつ、子ども連れのお客様に喜んでいただける努力をすることが、長きに渡り地域に愛されるお店づくりにつながるはずです。

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