飲食店を出店！ 設計・施工会社はいつ選べばいい？ 内装工事までのスケジュールと会社選定のポイント

飲食店の内装は、店のイメージを左右する重要な要素。オープン日に合わせて工事を進めるためには、余裕を持ったスケジュールで設計会社、施工会社を決定したいところです。では、設計・施工会社を選ぶのはいつがベストタイミングなのでしょうか。

まずはざっくりとしたスケジュール感を持とう！

店舗の設計・施工を依頼するために商談を進める際、初期プラン作りから実際の見積もり・施工契約までの流れは次の通りになります。

・初期プラン作り…約1か月
・設計・施工会社決定および基本設計の決定…約1か月
・正式見積り・施工契約…約3週間

依頼する会社と面談・現場調査を始めてから、実際に施工の契約を交わし着工するまでの期間は少なくとも3か月はかかるのが一般的。デザインコンペや他社との相見積もりを取る際にはさらに1～2週間はかかる可能性もあるでしょう。

しっかりとこのスケジュールを意識しておかないと、コンセプトのすり合わせから基本設計の決定がおざなりになってしまったり、他社との比較ができなかったりする可能性も出てきてしまいます。店舗設計には想像以上にたくさんの資料・図面が必要なので、少なくともオープンまで3か月、できれば4か月前から設計・施工会社との商談を始めておきたいところです。

設計・施工会社選びの面談は何社くらいがベスト？

飲食店の店舗内装デザインをコンペで決める際には、事前に知っておきたいポイントがいくつかあります。

実際に設計・施工会社を決める際には、思い描く店舗イメージを希望の金額で実現してくれるかどうかを見極める必要があります。ベストな会社を選定するには、目安として3社程度を面談をし比較・検討をしましょう。

ここでひとつ注意しておきたいのが、依頼主側にもそれなりに準備が必要、という点です。店のコンセプトや、内装工事の予算などをまとめた事業計画がないと、設計・施工会社側はプランを具体的に作ることができません。

設計・施工会社側も「本当に出店するのか？」「資金はきちんと確保されているのか？」「事業計画はしっかりと作られているのか？」など、依頼主のことをよく確認しながら仕事を引き受けます。曖昧なプランのままで相談しても、本気度を感じてもらえず、プラン提案まで進めないことも十分あり得ますので、具体的な話ができるように準備をしておいたほうが得策です。

設計・施工会社選びのポイント

候補となる設計・施工会社との商談を進め、各社から初期プランや概算見積もりが出揃ったら、いよいよ依頼する会社を決定します。ここで、会社選びの際に悩んでしまうのが「何を優先して決定すべきか」という点です。

設計・施工をお願いする会社を決める際に優先したい事項は店それぞれ。予算、デザイン、人柄、プランの斬新さなどさまざまな要素が考えられます。

もちろん、限られた予算がありますから、人柄やデザインがいくら良かったとしても、金銭面で折り合いがつかなければ元も子もありません。ただし、初期プランと概算見積もりが出た段階で、概算見積もりの安さを基準に選ぶのはおすすめしません。というのも、大抵の設計・施工会社は、予算に応じてデザイン調整を行ってくれます。単純に概算見積もりの金額だけで依頼先を決めずに、総合的な判断で選定していきましょう。

マッチングサービスを利用して効率的に候補会社を探そう！

ここまでご紹介してきた通り、飲食店をオープンさせるためには、設計・施工を依頼する会社を複数選び出し、商談を経た上で1社に決定、工事をスタートさせるのが一般的。商談スタートから着工までにかかる期間はおよそ3～4か月です。

ちなみに、この「3～4か月」という期間には、設計・施工会社をリストアップする時間は含まれていません。依頼する会社の候補を見つけ出す時間もさらに必要となるとしたら、余裕を持ったスケジューリングが大切になるといえそうです。

そして、設計・施工会社をピックアップするなら「デザイン会社マッチングサービス」を利用するのもひとつの手。店舗概要やコンセプトを登録し、デザイン会社に配信。デザイン会社からの提案を待つスタイルのマッチングサービスなら、依頼先の絞り込みにかかる時間もグッと短縮できます。

理想のお店を形にするためにも、しっかりとポイントを押さえながら、効率的な設計・施工会社選びをしていきましょう。


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また、どのように探してよいか迷われている方には、マッチングサービスがお勧めです。