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飲食店の「テラス席」設置は事前の届け出が必要! 設置のルールとポイント

Photo by iStock.com/pchoui
暖かくなると人気が出てくるテラス席。外の空気を感じながらの食事やカフェタイムは、とても心地よいものです。また道行く人に店のにぎわいが伝わりやすく、集客にも一役買ってくれるうれしい役割もあり、テラス席を設けたいと考えている人も多いのではないでしょうか。そこで人気のテラス席設置のルールとともに、夏や冬の気候が厳しい季節の対策を紹介します。

テラス席設置には届け出が必要。そのルールは?

テラス席を含め屋外席の設置ルールは各自治体の保健所で定められており、設置の際は事前に「屋外客席設置届」の提出が必要です。もちろん、店の前の道路などに勝手に席を設けるのもだめ。道路や公園などの公有地にテラス席を設置したい場合も、事前に保健所に確認し手続きを行います。このほか例えば東京都では、テラス席設置には次のようにルールが決められています。

■設置場所について
テラス席は、原則として屋内の客席エリアと隣接していなければなりません。例えば、道路を挟んだ向かい側などに設置することは通常であれば難しいのです。ただし道路の占有許可を受けて設置する場合は、このルールから除外されることも。どうしてもという場合は、事前に保健所に相談してみましょう。

■区画について
テラス席は、ポール付きのロープや観葉植物などでテラス席エリアを囲うなどして、区画をすることが決められています。もし景観などを気にする場合は、テラス席エリアをデッキにしてしまうのがおすすめです。デッキであれば、区画しても視界を邪魔するものはないのでテラス席を利用する人が一層気持ちよく過ごせそうです。

■客席数について
テラス席は、屋内客席数を超えない程度で作る必要があります。これは、急な天候の変化の際に屋外にいた客を屋内に移動できるようにするため。また衛生的な管理の徹底や周辺環境への影響を少なくするためという理由があります。

■調理設備の配置について
屋外で食べる料理は、一層おいしいものですが、テラス席には調理設備を設けることは許可されていません。また、サラダバーやバイキング、フリードリンクコーナーなども、店内に設置します。

■そのほか気を付けるべきこと
その性質上、テラス席がない店舗よりも気を付けなければいけないのは、周辺環境への配慮。特に、排煙や臭気、騒音などは近隣住民からのクレームにつながりかねません。居住エリアに隣接した店などは、特に注意してください。またテラス席から漏れる音は、想像以上に響きます。そのため、深夜にテラス席を開放するのはやめておきましょう。

また、食べ物に虫などの異物が混入してしまう事故も起こりやすいです。十分に気を付けているとは思いますが、万が一、そのような事故が起きてしまった場合の対応を従業員に事前に徹底しておきます。

Photo by iStock.com/kanvag

夏・冬も工夫次第で集客できる!

春や秋には人気のテラス席も、猛暑の夏や、寒さ厳しい冬の時期はどうしても閑散としがちです。とはいえ、せっかくなら有効活用したいもの。そこで、テラス席を設置する際は暑さ・寒さ対策を考えて施工しましょう。

例えば、暑さ対策として体感温度を下げるミスト発生装置を付けたり、エアコンの冷気や暖気を外に逃がしにくいビニールカーテンで囲ってしまってもおすすめです。思い切って、冬はテラスにこたつ席を配置し、話題作りをする飲食店もあります。また、夏と冬だけテラス席利用者に特典を付けるのもよいでしょう。例えばドリンク100円引き、デザートのおまけなどで、お得感を出して集客につなげます。

お店のにぎわいやおしゃれな雰囲気を演出するテラス席。設置する飲食店は多くあるなか、ルールやマナーを守りながら、いかにお店の個性を出せるデザインにするかが集客のカギになります。

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