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食欲をなくす色味があった!? 飲食店の内装で使いたい色の効果

Photo by iStock.com/marcoventuriniautieri
新しく飲食店をオープンしたりリニューアルしたりするとき、店舗のイメージを印象づける内装づくりはとても重要なポイントになります。内装が少し変わるだけで殺風景に感じたり、逆に居心地が良いと感じたりすることもあるのではないでしょうか。アイテムやデザインのほかに、内装を決めるポイントとして「色」があります。今回は、内装の印象を大きく変化させる色について考えてみましょう。

人は視覚で8割の情報を得る。色が持つ効果とは

内装を決めるとき、テーブルや椅子、壁、床などを店のテーマや雰囲気を考慮しつつ選ぶ必要があります。素材やデザインも大切ですが、特に与える印象を考えるうえで重要なのが色です。

人が情報を得るとき、その8割を視覚から得ているといわれています。そのため、店舗に入って最初に目に入る内装はとても重要です。視覚情報はデザインや素材などもありますが、なかでも色をうまく使うことでさまざまな視覚効果が期待できます。

飲食店で使う色、知っておきたい3つのポイント

では、飲食店の内装にはどのように色を取り入れると効果的なのでしょうか。主な3つのポイントを見てみましょう。

■食欲に関係する色に気を配る
飲食店で注意したい色使いの一つに、食欲に関係する色があります。たとえば、青や緑など寒色は気持ちを落ち着かせる効果が期待できますが、食欲を減退させる効果もあるため、使い分けが重要です。飲食店の広告などに、寒色があまり使われていないのはそのためといわれています。

一方、赤やオレンジ、黄などの暖色は料理をおいしそうに見せ、食欲を増進させる効果があるといわれています。イメージカラーに暖色系を使っている飲食チェーン店が多いのは、このような効果が知られているからでしょう。

■店内全体の見せ方を考える
食欲のほかにも、色は店内全体の雰囲気を変化させるためにも使えます。たとえば、白やアイボリーなどの明るい色は、空間に広がりを持たせられるため、開放感を演出できます。一方で、茶色や黒などの暗い色は心を落ち着ける効果があるといわれていますが、圧迫感につながってしまうこともあります。

このため、内装の上半分に当たる天井や壁などは明るい色に、下半分にあたる椅子や床などは暗い色にすると、天井が高く店内が広々としているように見えます。多くの店舗などで取り入れられている、バランスのとれた色の組み合わせです。

■細かなアイテムの色にも気をつける
メインのインテリアだけでなく、テーブル周りのカトラリーやクロスなども、色を意識することで効果的な演出ができます。食事中に目に入る場所や料理の近くには、寒色ではなく暖色を取り入れるようにするとよいでしょう。暖色が持つ食欲増進効果をうまく取り入れることができれば、注文してもらえる量も増え、売上アップにつながる可能性もあります。
Photo by iStock.com/lcepparo

客層ターゲットに合わせて色使いを変える

食欲や広さを意識した色などの基本的な使い分けに加え、さらに店舗を利用してくれる客層ターゲットについても考慮しましょう。客層ターゲットに合わせて色を使い分けることで、希望の客層に店に来てもらいやすくなります。

たとえば、若いカップルや女性をターゲットにする場合は、天井や壁など広い面積の場所に白やアイボリーなど明るい色を使い、クリーンな印象にするとよいでしょう。清潔感があり、気軽に入ってきてもらいやすい空間を作り出すことができます。

また、中年以上の男女をターゲットにするのであれば、黒や茶色など濃い色を内装に使い、高級感のある大人の雰囲気を演出しましょう。ほかにも、ファミリーや高齢者がターゲットであれば、テーブルやイス、カウンターなどに木目調のカラーや木材を使用して、落ち着いた雰囲気の店内にするのがおすすめです。

色をうまく使い分けることができれば、店内の雰囲気が変わり店全体の魅力が大きく増します。好きな色や店舗のテーマカラーはもちろんのこと、食欲にまつわる色や客層ターゲットに合わせた雰囲気の色など、うまく組み合わせを選び、お客様に来てもらいやすい内装づくりを心がけましょう。

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