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アースカラーでくつろげる店内を作る。飲食店に取り入れるメリットは?

Photo by iStock.com/Electra-K-Vasileiadou
色は、様々な力を持っています。色を見ることで気分が明るくなったり、反対に落ち込んだりすることもあるのではないでしょうか。飲食店にも実に多様な色が使われていますが、ゆったりとした空間に多いのがアースカラー。今回はアースカラーに注目し、飲食店の内装にどんな影響を与えるかをご紹介します。

アースカラーとはどんな色?

アースカラーとは、植物や自然などをイメージしたカラーのこと。グリーンやブラウン、カーキなどがこれにあたります。派手さやビビッドさはなく、あえて彩度を落とした色合いで、落ち着いた雰囲気を持っているのが特徴です。大人っぽい印象もあり、ファッションでも多く取り入れられています。

アースカラーの最大の特徴は、「落ち着き」。派手さがない分、品があり心が和むような色合いといえるでしょう。緊張していた気持ちがくつろぎ、親しみやすい印象を与えてくれます。

アースカラーを取り入れている飲食店の実例

飲食店でもアースカラーをうまく取り入れているお店があります。その一例が人気コーヒーチェーンの『スターバックス』。ロゴは落ち着いたグリーンを使っており、まさにアースカラーです。一口にグリーンといっても黄みが強いものや明度の高いものもありますが、『スターバックス』のロゴは明るさを抑え、落ち着いた印象を見せています。

店内も、ふんだんにアースカラーが使われています。壁と天井は、ほとんどの店舗で白やベージュを使用。床はブラウンが使われていることが多いですが、テラコッタなども見かけます。テーブルは木製で、椅子やソファもブラウンが使われていることがほとんど。カウンターも木製のものが多く、店全体に統一感があります。

テラス席のある店舗もありますが、そのテーブルや椅子もまた、ブラウンやグリーンなどを取り入れています。さらにテラスの床は木製であることが多く、まさにアースカラーに包まれた空間といえるでしょう。

和食の全国チェーンである『夢庵』もまた、店内にアースカラーを使っています。ほとんどの店舗の床には、木目調を採用。暗いブラウンや、彩度の低いブラウンが使われています。また、落ち着いたグリーンの畳の席もあり、和食店らしい特徴をアースカラーで作り出しています。

さらに椅子やテーブル、席の仕切りも木製のものが多いのが特徴。看板に使われているのも、テラコッタに近い赤みのある色です。外壁にこのブラウンを使っている店舗も少なくありません。

そのほか、個人店でもアースカラーを使っている店舗が増えており、カフェや和食、オーガニック料理など、さまざまなジャンルの飲食店で取り入れられています。
Photo by iStock.com/vicnt

アースカラーの上手な使い方とは

これから飲食店を開く方やリニューアルを考えている方がいれば、アースカラーを取り入れてみるのも良いのではないでしょうか。例えば、壁は店内全体の雰囲気を大きく左右する重要なポイント。アースカラーは一歩間違えると暗い雰囲気になりがちなので、ホワイトや明るめのベージュなどを使うのがおすすめです。

床には、壁よりも濃い色を選んでみましょう。カーキ、テラコッタ、ブラウンなどは馴染みやすく、ホワイトの床と合わせても浮きません。テーブルは明るすぎない木目調のものを選ぶと良いでしょう。

他店と差をつけるなら、食器をアースカラーで揃えるのも一つの手です。SNSなどで拡散されるのは、店内よりも料理の写真がほとんど。そのため、食器にアースカラーを使うことで、やわらかい落ち着いた印象をアピールすることができます。

このように、内装や食器にアースカラーを使うと、お客さんがくつろげる空間になります。「回転率をよくしてガンガンお店を回す」というより、「お客様がちょっと一息ついて、ゆっくりとした時間を過ごせる」お店を目指している方にぴったりです。

また、親しみやすさもアースカラーの特徴。初めての方にも、ちょっとお店をのぞいたときに「入りやすそう」と思ってもらえます。新規のお客様を取り込みやすいというのは、飲食店にとって大きなメリットといえるのではないでしょうか。

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