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飲食店の内装費用は何にどれだけかかる? 事前に知っておきたい具体的な内訳を解説

Photo by iStock.com/BanksPhotos
飲食店の内装を工事する際、何にどれくらいのお金がかかるのでしょうか。事前に内訳を把握せず適当に勘定をしていると、予想していなかった費用が発生してしまうこともあります。今回は実際に内装工事を始める前に知っておきたい、内装費用の内訳をご紹介します。

基本的な内装費の内訳

一言に内装費といっても、様々な費用がかかります。具体的にどんなものがあるか、まずは基本的な内訳を見ていきましょう。

■床・壁・天井の改装費
大きいところでいうと、床や天井、壁の改装費用などが挙げられるでしょう。床はフローリングやカーペット、クッションフロアなど、使う素材で費用が変わります。また、和風のお店を作るために畳を敷くのであれば、その分の費用を検討する必要があります。

天井の工事は、クロスを張り替えるだけであればそこまで高額にはなりませんが、天井の高さを変えたり断熱リフォームをしたりすると、別途費用がかかります。また、最近では古民家カフェが流行っていますが、古い物件をリノベーションするとなると、腐食があれば天井板の交換が必要になることも。さらにシーリングファンの設置などを検討している場合は、その分の費用も見込んでおく必要があります。

壁もまた、お店の雰囲気を左右する大切な内装ポイント。ビニールクロスは比較的安価で種類が多く工事も簡単ですが、自然素材の塗り壁にこだわるのであれば、ビニールクロスの2倍以上の金額がかかることも。

■電気・ガス・水道の工事費
内装工事では、目に見えない費用も色々とかかるもの。例えば店の営業に欠かせないインフラは、居抜きで使えるものがあれば良いですが、一から作るとなれば電気工事やガスの配管工事、水道工事などの費用が掛かります。

また排気工事では、ビルの上にダクトを持っていく場合と壁から排気する場合で価格に差が出るので、配置についても確認することが大切になります。

■テーブルや椅子などの購入費
テーブルや椅子などの家具の費用も、内装費に含まれます。デザインや使い心地にこだわらなければ手頃に購入することも可能ですが、一方でこだわろうと思えばどこまでもこだわれるものでもあります。業務用を販売しているところではまとめて安く購入できるので、インターネット等で探してみるのも良いでしょう。

■内装のデザイン費用
デザイン費は一般的に施工費の10%程度が目安だといわれています。しかし、これはあくまで目安であって、たとえば店舗全体をデザインしてもらうのか、それとも部分的な依頼に留めるのかといった依頼範囲によっても価格は変わってきますし、デザイン会社によっては坪あたりのデザイン単価を設定しているところもあります。施工費の10%という目安は持ちつつも、詳しい料金については、各社にしっかりと問い合わせる必要があるでしょう。
Photo by iStock.com/RachaStock

見落としがちな内装工事にまつわる費用の内訳

内装工事には、先に挙げたもの以外の工事費も色々とかかります。

■仮設工事の費用
工事を行うために必要なもので、足場を組んだり仮設電気を通したりする際にかかる費用です。仮設トイレを設置したり、現場を清掃したりといった費用もこちらに含まれます。

■解体工事の費用
ちょっとした内装工事であれば必要ありませんが、壁や天井を取り壊して一から造り変えるような場合には、解体工事の費用が発生します。

■建具工事の費用
新たにドアや窓といった建具を取り付ける場合は、その工事費用が掛かります。

■その他の費用
内装のデザインによっては、天井や壁にガラスを取り付けるガラス工事や、モルタルや漆喰を塗る左官工事を行うこともあります。さらに内装仕上げ工事というものもあり、これは壁や天井などの最終仕上げ工事を指します。

その他、カーテンや備品などにかかる雑工事の費用や、設計者が図面と照合を行ったりするための設計管理費、職人の人件費や通信費などをまとめた諸経費もかかります。

内装費用は業態や物件の状態によっても変わる

飲食店の内装費は、上記のように色々な項目があります。それぞれどの業者を使うか、どんな工事をするかによって価格は変動します。さらに飲食店の形態によっても変わり、カフェ、洋食店、中華料理店、居酒屋・ダイニングバー、和食店、焼肉・鉄板焼き店の順に費用がかさむ傾向にあります。

他にも、スケルトン物件か居抜きかでも変わってきます。例えばスケルトン物件は内装工事を一から行う必要があるため、その分費用がかかることが予想されます。居抜き物件はコストを抑えて短い工事期間で内装を完成させられることもありますが、設備によってはスケルトンより費用が掛かることも。

このように内装費用の内訳は多岐に渡るため、事前に確認しておくことが重要です。理想の店を出店するためにも、何にどれくらいの費用が掛かるかをきちんと把握するようにしましょう。

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