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飲食店の内装工事は見積もりが重要! 見るポイントや注意点、相見積もりの方法も解説

画像素材:PIXTA
店舗の内装を施工会社に依頼する際には、内装工事用の見積もりを出してもらうのが一般的です。しかし、見積もりの見方がわからなかったり、「なるべく安く」と費用ばかり気にかけてしまったりしていると、後々トラブルに繋がることにもなりかねません。そこで今回は、見積もりを見るときの基本的なポイントや、相見積もりの方法についてご紹介します。

見積もりの項目を知り、かかる費用を見極めよう

飲食店の内装工事を始める際、必要な工事内容に合わせて、施工会社が見積もり書を作成してくれます。見積もりの項目や費用は工事内容によって異なりますが、主要な項目には、以下が挙げられるでしょう。

■設計費
内装を総合的に設計・デザインする費用です。

■内装工事費
天井・壁・床などを仕上げる工事費用です。通常、費用は坪単価で出します。また、天井や壁に軽鉄(LGS)という材質を利用する場合、「LGS・ボード工事費」と項目を別に立てることがあります。

■木工造作工事
床や壁、窓枠など木材を利用した場合にかかる費用です。木製家具を製作し取り付ける「大工費」も含まれることがあります。

■電気工事費
コンセント・配電・照明など電気設備に関わる工事の費用です。

■水道管工事費
給排水管など水回りに関する工事の費用です。新設の場合、給水管引込み工事や屋内配管工事が必要となります。

■ガス工事費
ガスの引き込みやガス設備に関する工事費用です。

■空調設備費
エアコン設置のための工事費用です。

■衛生設備費
トイレや洗面台、備品などを設置する費用です。

■建具工事費
ドアやシャッター、窓などの建具を設置する費用です。

■家具工事費
既に出来ている家具や什器を取り付けるための費用です。

■仮設工事費
工事をする際、他のものを傷つけないようマスキングテープなどで保護する「養生」のことです。そのほか、工事期間中、仮設の電気や水道が必要な場合もこれに含まれます。

■諸経費
現場監督・職人の給与、ガソリン代など工事現場で必要な「現場経費」と事務所などで必要な「一般管理費」が含まれます。

こうした見積もり書を作ってもらうには、まずどんなふうに店を作りたいのかをはっきりさせることが大切です。さらにおおよその予算や、開店から逆算をした工期なども必要になります。見積もりを出してもらう際には、対面し、可能なかぎり現地を調査してもらいましょう。

なお、施工会社は「飲食店の内装経験が豊富な会社」を選ぶのが望ましいです。飲食店ならではの水道や排水・電気・ガス設備、作業導線を考えたレイアウト、防火性・耐水性のある材質などを考慮する必要があります。
画像素材:PIXTA

見積もりをしてもらうときのポイントは?

見積もりをしてもらう際には、予算の概要を伝え、要望の中でも優先順位をつけることが必要です。また、実際に見積もりを出してもらったら、工期や設備の個数、材質などの明細が書かれているかを、確認しましょう。

なお、ヒアリング・見積もり作成までは無料の場合が多いですが、図面などを必要とする場合、有料になることがあります。どこの段階から有料になるか、事前に確認しておくと良いでしょう。また、見積もり作成にはある程度の時間がかかります。前もってどのぐらいの期間で作成してもらえるかも、確認しておきましょう。

相見積もりをして、数社を見比べよう

内装工事を行う場合、通常は複数の内装会社に見積もりを依頼する「相見積もり」をします。1社だけでは比較検討ができませんが、数社あれば相場がわかったり、より良い条件を知ることができたりします。

また、見積もりを出す際に通常面談をしますが、その時の対応によって自分たちとの相性が分かります。工事期間だけでなく、アフターケアやリフォームが生じたときにも対応してもらう可能性があるので必要なポイントです。そして、「価格交渉がしやすい」ことが最大のメリットです。

相見積もりを行う際の注意点

上記のようにメリットが大きい相見積もりですが、比較検討をするにはいくつかの注意点があります。

■同じ条件で見積もりを作ってもらえるよう、要望書をまとめる
要望・条件を書面にすることで、自分の要望がまとまり面談もスムーズにいきます。とくに、おおよその予算と優先事項はかならず伝えましょう。また、開店予定の時期を伝えましょう。時期や工期によっては、費用が異なる場合があります。

■見積もりの項目内容を把握する
見積もりの項目を揃えてもらうことが望ましいのですが、会社によって工法などが異なるため、項目の立て方が違う場合があります。そのため比較検討できるように、「この項目にはどの工事内容が含まれるのか」ということが分かるよう作成してもらいましょう。

■価格交渉だけに拘らない
費用を安くすることは望ましいのですが、なかには安い材質を使って工費を抑えている会社や、仕事が雑な会社があります。価格だけでなく、きちんとコミュニケーションが取れるかどうか、親身になって対応してもらえるかどうかなども検討しましょう。

見積もりはもう1つの設計図です。1枚の見積もりを作成してもらうために、要望や条件をまとめることで店舗づくりがより明確になります。できれば相見積もりをして、より良い店づくりを目指しましょう。

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