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飲食店の内装デザインをおしゃれに彩る! タイルの種類と使い方を知ろう

画像素材:PIXTA
飲食店の内装を彩る際には、さまざまな素材や家具が考えられますが、手軽に取り入れられ、印象を変化させることができるのが「タイル」を使ったアレンジです。そこで今回は、飲食店の内装デザインに使えるタイルの種類や使い方などをご紹介します。

タイルの種類はどんなものがある?

まずはタイルの種類を見てみましょう。素地に注目すると、吸水性の高い「陶器質」、透明性のある「磁器質」、硬く吸水性の低い「せっ器質」の3種類に分けられます。

また、タイルの表面につける釉薬で分ける方法もあり、釉薬をかけたものを施釉、かけていないものを無釉と呼びます。施釉のなかでも、「ラスター釉」は輝きのある仕上がりで、反対に「マット釉」はつや消しされています。「うす釉」は無釉よりも汚れにくいタイプです。

こうした細かな違いはありますが、実際に飲食店で活用する場合は、以下のような種類が考えられます。

モザイクタイル:サイズが小さく、1枚あたり50平方ミリメートル以下
デザインタイル:模様や柄が入っている
異素材タイル:ガラスや金属など、異なる素材を組み合わせる
カラー目地タイル:白以外のカラー
機能性タイル:消臭や抗菌といった機能を持っている
ブリックタイル:セメントを混ぜ込んでおりレンガや天然石のような仕上がり

タイルを使うメリット・デメリット

タイルを使うメリットとして、掃除が楽になるという点が挙げられます。例えば料理がこぼれた時、布の汚れはなかなか落ちないものですが、タイルはさっとふき取るだけできれいになります。

また、耐久性が非常に高く、ほとんど傷むことがありません。薬剤で変質したり色褪せたりといったこともなく、ランニングコストがおさえられます。熱にも強いので、火を扱う飲食店でも心配ありません。

素材や色の種類が豊富で、自分の思ったような内装にしやすいのもポイント。壁全体をアレンジすることもできますし、アクセントとして飾りのように使うこともできます。

デメリットは使う場所や量にもよりますが、材料費として初期コストが割高になってしまうことです。ただし、一度導入してしまえばランニングコストはほぼかかりません。

また、簡単な汚れはすぐに落ちますが、ひどい油汚れなどを落とすのには手間がかかります。ブラシに洗剤を付けこするのが一般的な掃除の方法ですが、加減が強すぎると傷やひび割れの原因になってしまうので注意しましょう。
画像素材:PIXTA

タイルの貼り方と飲食店での取り入れ方

タイルの貼り方はさまざまにあります。例えば「通し目地」は、タイルを縦横そろえて同じように並べ、碁盤の目のように貼る方法です。「市松貼り」は二種類のタイルを上下左右かぶらないよう、交互に貼ります。「破れ目地」は馬踏み目地ともいわれ、タイルを上下で半分ずつずらす方法。「四半貼り」はタイルを45度傾け、ダイヤ型のようにして貼っていきます。

タイルは建材メーカーでも販売されていますし、タイルを扱うショールーム・販売会社でも手に入ります。オンラインショップもありますし、少量であればオークションで掘り出しものが手に入ることも。

既存の飲食店で内装を変えるとき、一度にたくさんのタイルを使うのはハードルが高いかもしれません。そんなときは、壁の一部だけに取り入れてみるのがおすすめ。ソファ席だけ、個室だけタイルを使えば、部分的に雰囲気を変えることも可能です。

カウンターの(キッチンと客席を遮っている)壁となる部分も、おすすめのポイント。面積が小さいからこそ、柄物を入れてもしつこくなりません。さらに、テーブルにタイルを貼ることもできます。テーブルすべてを変えるとなるとお店の雰囲気もガラリと変わるので、デザインやカラーを決めるときよく吟味しましょう。

床をタイルにすると、高級感や華やかさを出しやすくなります。ただ、椅子との相性が悪いとお客様が席に着くたびに嫌な音が響くので、対策が必要です。

あまり大掛かりな変更は求めていないという場合、お手洗いだけタイルを使ってみるのはいかがでしょうか。水回りはタイルとの相性もよく、狭く限られた空間なので試験的に導入するにはうってつけです。

お店がイマイチあかぬけないという悩みは、タイルを上手に使うと一気に解決することもあります。どんな雰囲気にしたいかまずはイメージをかためて、それに合ったタイル選びをしてみましょう。貼り方一つでも印象は変わるので、ショールーム見学やネットでの検索などで、色々なパターンを見ておくといいでしょう。

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