2019年にオープンした内装が印象的な飲食店5選! 個性的かつ居心地のいい店舗が目立つ
2020-01-10

【1】スターバックス リザーブ ロースタリー 東京
2019年2月にオープンした『スターバックス リザーブ ロースタリー 東京』は、世界で5店舗目となる『スターバックス』高級ラインの店舗です。地上4階建てで、中央には最上階まで伸びる吹き抜けがあり、高さ17mにも上るコーヒー豆の貯蔵庫「キャスク」が存在感を放っています。内装デザインを担当したのはスターバックスのチーフデザインオフィサー、リズ・ミューラー氏、外観設計は日本を代表する建築家・隈研吾氏。施工を手掛けた乃村工藝社はこの内装づくりについて、自社のホームページにて以下のようにコメントしています。
「焙煎工場と客席が同居するようなコンセプトに基づき、ロースタリーのシンボルである『キャスク』や豆の圧送パイプなどを取り入れたダイナミックでエンターテインメント性のある構成と、繊細で控えめな日本素材との組み合わせの妙が求められました」
【2】猿田彦珈琲 誠品生活日本橋店
9月に開店した東京・日本橋のコレド室町テラス内の『猿田彦珈琲 誠品生活日本橋店』は、「コーヒーと言葉」がコンセプト。総合プロデュースを手掛けたのはブックディレクター幅 允孝氏で、幅氏がピックアップした本のなかの39個の言葉が、モーショングラフィックスによりモダンな空間に浮かび上がります。店舗設計は、アトリエ仙川、ルミネ新宿店などで知られる建築家の藤井亮介氏、モーショングラフィックスはライゾマティクスデザインが担当。店内にいるだけで“文学”に触れることができるという、現代的な手法を取り入れた斬新な店舗デザインです。
【3】PIZZA CUCINOVA(ピッツァ クチノバ) 東京/大阪
2月に東京、大阪にオープンしたアメリカンフードホール「FOOD HALL BLAST! TOKYO」、「FOOD HALL BLAST! OSAKA」内にある『PIZZA CUCINOVA(ピッツァ クチノバ)』。アメリカで創業後40か国に店舗展開し、今や“世界一有名なピッツァ店”と呼ばれる『SBARRO(スバーロ)』の新業態『クチノバ』の日本初上陸店です。高い天井が印象的な店内の中心には、オープンキッチンとカラフルな具材が並ぶショーケースがあり、見ているだけでも楽しい気分になるエンタテインメントな空間となっています。

【4】cafe & DINE in "nope"(カフェアンドダイン イン ノップ)
8月に代々木にオープンしたカフェ『cafe & DINE in “nope”(カフェアンドダイン イン ノップ)』は、おもちゃ&映画好きなら思わず「わっ!」と歓声を上げたくなるような楽しい空間。ドアをあけてビックリ、壁一面がヴィンテージトイで埋め尽くされていて、圧倒されます。店内のロゴを手掛けたのは、『スター・ウォーズ』シリーズでトルーパーを演じたノップトルーパーズ(デヴィッド・M・サンタナ、サンディープ・モーハン)。『シャイニング』をモチーフにしたトイレのデザインにも注目です。
【5】Jazz bar 琥珀 -amber-(ジャズバー 琥珀 アンバー)
渋谷に2月に開店した『Jazz bar 琥珀 -amber-』は、時代とは逆行したノスタルジックなジャズバー。ロゴデザインは墨画家の原知恵子氏。『宇田川カフェ』や『Cafe BOHEMIA』『桜丘カフェ』など数多くの人気店を成功させている「株式会社LD&K」が経営しています。施工はクリエイティブスタジオ「KLOKA」が手掛けており、アーティスティックな仕上がり。ドラムセットやフェンダー・ローズ(エレクトリックピアノ)などセッションも可能なサウンドシステムが常設されています。
2019年にオープンした話題店の内装は、“個性的かつ居心地のいい空間”が多いようです。2020年以降に飲食店のオープンを考えられている方にも、参考になるのではないでしょうか。
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