エステサロンを個人で開業! 内装づくりの注意点は? 非日常な癒やし空間がポイントに
2020年3月2日
画像素材:PIXTA
人々の心と体を癒やし、美しく磨き上げてくれるエステサロン。個人で開業してみたいと考える人も多いのではないでしょうか。日本でエステティシャンになる場合、資格や免許が必要というわけではないため、技術や経験があれば開業することも難しくありません。個人でエステサロンを開業する際、魅力的な内装をつくるにはどうしたらいいか、ポイントや注意点をまとめました。エステサロンに求められる空間づくりのポイントは?
エステサロンに来るお客様が求めているのは、ずばり「非日常と癒やし」。肌の露出が多くなる季節を前にメンテナンスとして訪れることもありますが、日頃の疲れを取り除くためだったり、頑張っている自分へのご褒美だったりと、エステサロンに訪れる理由はさまざまです。そのため、体の癒やしだけでなく、心までリフレッシュできる場所であることが大切となります。では、そんな心地よい空間をつくるにはどのようなことに気を付ければよいのでしょうか。以下の4つのポイントを見てみましょう。
■コンセプトを決める
エステサロンといっても、種類はさまざま。例えば、バリ式マッサージやハワイの伝統マッサージ・ロミロミの施術を行う場合は南国や高級リゾートをテーマに、アーユルヴェーダを取り入れる場合はインドやスリランカをモチーフに、など「非日常と癒やし」の空間にすることを前提として、サロンの個性を出すためのコンセプトを決めていきます。自分へのご褒美としてエステを楽しみたい方の気持ちに寄り添った、ラグジュアリーな空間を演出するのもよいでしょう。
■清潔感を保ちやすい空間にする
エステサロンでは、肌を露出して施術を受けることも多いため、清潔感が大切です。もちろん、ほこりなどがたまらないよう日々の掃除を心がけることは必要ですが、清潔感を保ちやすい内装を取り入れるのもよいでしょう。例えば、床やカーテンはシックなダークカラーを選ぶと、汚れが目立ちにくくなります。また装飾品をシンプルにするなど、掃除がしやすいよう工夫するのも一案です。
■プライベート感を大切にする
訪れた人が服を脱ぎ着したり、化粧直しをしたりすることもあるため、プライバシーに配慮した内装づくりを行う必要があります。スタッフの作業動線は確保しながらも、お客様が安心できるように個室や仕切りがあるプライベートな空間を準備しましょう。
■雰囲気づくりに欠かせない照明を複数用意する
エステサロンの空間づくりに欠かせないのが照明です。明かりの演出は、サロンの雰囲気に大きな影響を与えます。一つの部屋でカウンセリングや着替え、実際の施術など、複数のことを行う場合は、それぞれの状況に合わせて対応できるよう、照明をいくつか用意するのがおすすめ。部屋全体を照らすタイプ、手元や足元だけを明るくするタイプなどを用意します。間接照明の柔らかな明かりは心を落ち着かせるので、上手に取り入れたいところです。
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エステサロンの内装づくりの注意点は?
雰囲気づくりを大切にすることはもちろんですが、忘れてはいけないのが、作業動線やレイアウトに気を配ること。スタッフが無理なくスムーズに作業できる動線になっているか、またお客様と無駄に顔を合わせるような配置になっていないかなど、実際に施術する場合のことを考えて内装づくりを行いましょう。また、雰囲気を重視するあまり、予算が厳しくなるということも考えられます。その場合は、購入予定だった施術用ベッドや機器をレンタルにする、内装の一部をDIYにするなどして、調整してみてください。不安なところは内装デザインのプロと相談しながら、あなたらしいサロン開業を目指してみましょう。
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