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デザイン会社との商談をスムーズに進めるためのコンセプト作り

Photo by iStock.com/SIphotography
デザイン会社との商談の際に、店舗コンセプトは重要な要素になります。 今回はコンセプトの作り方を、デザイン会社との商談という観点からお伝えします。

目次

  • コンセプトが重要な理由
  • ポイントとなる項目
    • 誰に売るか
    • 何を売るか
    • どこで売るか
    • どんなお店で売るか
    • なぜ出店したいのか

コンセプトが重要な理由

Photo by iStock.com/nyiragongo
前記事(デザイン会社(設計会社・施工会社)の選び方)でも触れているとおり、コンセプトは出店を計画する上での土台となるもので、デザイン会社にイメージを明確に伝え、デザインをすり合わせていく過程において必要不可欠です。
事前にコンセプトを作り込んでおくことで、デザイン会社との商談をスムーズに進めることができます。
そこで、押さえておくべきコンセプト作りのポイントを5つご紹介します。

ポイントとなる項目


誰に売るか

まずは年齢層、男女比率などのターゲット層を設定します。
会社員、観光客、ファミリー層、学生などのタイプのほか、利用動機やライフスタイルまで想定しておくとよいでしょう。
ターゲット層を明確にすることで、デザイン会社も対象に応じたデザインを提案しやすくなります。
  • 年齢層
  • 男女比率
  • タイプ
    • 会社員
    • 観光客
    • ファミリー層
    • 学生
  • 来店時間
  • 利用動機

何を売るか

飲食店であればメニュー、物販店であれば商品ラインナップを考えます。 競合店の提供するものに比べて、どんな強みがあるのかなど、特徴をできる限り具体的に考えましょう。
例えば料理であれば、どのような味、質感、見た目にするか、どのように提供するかまで想定します。
どのようなメニューや商品を提供するかを明確にすることで、商材にふさわしいデザインを考えることができます。
また、商材内容と合わせて、単価もターゲット層に適した価格を設定しましょう。
  • メニュー/商品ラインナップ
  • 単価

どこで売るか

提供する商材の対象がエリアのマーケットに適しているかどうかは今後の店舗の運営を大きく左右します。想定する客層が訪れるエリアを選定しましょう。
立地の選定の際には大まかな立地タイプに加えて、物件周辺の状況に関しても詳しく調査しましょう。同じエリアでも、ターゲットの動線は周辺施設の位置に影響されます。エリアが決まってからも、どんな建物で出店するかによってデザインは大きく変わります。例えば商業施設内の出店の際には、歩行者からの視認性を意識したファサードにする必要があります。客層や競合店・協力店のデータはもちろん、実際に足を運んで特徴を把握しましょう。
出店地の明確なイメージをデザイン会社と共有することで、商談をスムーズに進めることができます。出店地は対応の可否にかかわることもあるため、デザイン会社に必ず伝えましょう。
  • 立地タイプ
    • 住宅
    • オフィス
    • 商業立地
  • 建物タイプ
    • ビル内
    • 戸建て
    • 商業施設内
  • 近隣の競合店・協力店

参考:
商業施設内と路面の店舗とでは、プランやデザインする上での違いはありますか?
https://www.tenpodesign.com/style/29

出店コンセプトを作る段階からプランをする際、出店地域の顧客数や属性を読み取る為に、やっていることがあれば教えてください。
https://www.tenpodesign.com/style/88

※周辺状況の立地診断には姉妹サイト(飲食店.COM)の物件プレミアムサービスもお勧めです

Photo by iStock.com/ shironosov

どんなお店で売るか

訪れたお客さんに商材をどのような内装のお店で提供するかを考えます。 ターゲット層や商品、街の雰囲気にマッチした内装はそれだけで魅力的です。気になる雰囲気のお店の写真など、参考になる資料があれば、商談時にイメージが伝わりやすくなります。雰囲気だけでなく、客席や動線についても考えておきましょう。
一言で表現するのが難しい場合は、箇条書きでも構わないのでキーワードを書き出してみましょう。いくつかイメージの候補がある場合は、それぞれどういうところが気になるのか、理由も併せて用意しておきましょう。
  • 雰囲気 (例:落ち着いた、ホワイト、アンティークなど)
  • 広さ
  • レイアウト

なぜ出店したいのか

どうして自分のお店を作りたいのか、どういう経緯で出店を考えたのかなどを説明できるようにしましょう。夢を伝え、一緒にお店を作っていくという熱意があれば、デザイナーも応えてくれるでしょう。
参考
ついついやる気になってしまう、そんな施主(クライアント)の傾向はありますか?
https://www.tenpodesign.com/style/12


まとめ

まだコンセプトに悩まれている方は、以上を踏まえて一度コンセプトを考えてみてはいかがでしょうか。
コンセプト作りに関しては、「デザイナーの流儀」でも、様々な質問と併せて紹介しています。
具体的な店舗イメージが湧かない場合は、デザイン作品一覧などで気になったお店を参考にしてみましょう。

出店エリアやコンセプトがある程度決まっているようであれば、デザイン会社マッチングサービスで、自分に合った会社を探すこともできます。
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