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コロナ禍での飲食店開業、内装にはどんな工夫が必要? 話題の新規オープン店実例を紹介

画像素材:PIXTA
これまでの飲食業界の「当たり前」を大きく変えた新型コロナウイルス感染症。緊急事態宣言や営業自粛で閉店を余儀なくされた店も多数あります。また、新しい生活様式に合わせて店の経営を改めたというオーナーも多くいるのではないでしょうか。しかしその一方で、コロナ禍に新たに開業した飲食店も。ウィズコロナの時代にオープンした飲食店は内装・外観にどんな工夫をしているのか、実例とともに紹介します。

座席数とレイアウトを状況に合わせて変更可能に

日本を代表するラーメン店のひとつ『一風堂』は、今夏シンガポール9店舗目をオープンした。シンガポールでは、ソーシャル・ディスタンスを十分に確保できるように、稼働する席数を通常の6割程度にするよう政府が規制。そのため、距離がしっかり取れるように席を配置するのはもちろん、訪れるお客様の状況に合わせてテーブルと席の数を増減したり、場所を変更したりしやすいように工夫しています。これなら、グループ客とおひとりさまが混在しても、無駄なくお店のスペースを活用可能に。また、今後新型コロナウイルス感染症が落ち着いたときに、席を増やすのも容易です。

徹底的に非接触にこだわったひとり焼肉

大阪府に本社がある複合型精肉業ダイリキが、9月に開業したのが『お肉屋さんのひとり焼肉』。席に合わせて間仕切りがあるのは、従来のおひとりさまをターゲットにした焼肉店と同様です。しかし徹底されたのが、「非接触」であること。お手拭きは引き出しに収納され、飲料水のレバーも個別に用意。注文はスマートフォンで、支払いはセルフレジと、店員と触れる機会を減らしています。

極力、人との直接的な接触を避けたい今の時代、お客様にとっても嬉しい工夫のようで、喜ぶ声も多い様子。さらに通常の焼肉店に比べて回転率が良く店にとってもメリットは多数あり、今後の出店にも前向きのようです。
画像素材:PIXTA

開放感抜群!日本初の「動くバー」

2020年10月に登場したばかりの『BAR TRUCK MEDIA TLUX(バー・トラック メディア・トラックス)』。コロナ禍でも三密を避けながら安心して楽しめる「オープンエアで営業できる移動型店舗」がコンセプトです。トラックの側面と後方にある扉を開けば、オープンエアカウンターとなり、三密を気にせず開放感ある空間でアルコールやモクテルが楽しめます。

店舗はトラックの中にあるため、もともと床部分は地上から1mほどの高さですが、さらにハイチェアを採用し、座ったときに視線が高くなるよう工夫されています。また、重厚感あるヴィンテージ風のバーカウンターに、本格的なバックバーを備えています。ときには都会で、ときには自然あふれる森や海でと、場所を問わずに営業可能。細部にまでデザインにこだわった、まさに大人の空間です。

トレーラーハウスを生かしたドライブスルー店舗

新型コロナウイルスの影響で、増えているのがテイクアウト専門店。9月には、『築地銀だこ』が、トレーラーハウスを活用したドライブスルー店を立川市にオープンさせました。稼働ができるトレーラーハウスは、短期間・低コストでの出店が可能。不安定なコロナ禍、出店のための初期費用が抑えられるのは魅力的です。

ドライブスルー用のほか、自転車や徒歩用の窓口を設け、混雑緩和や接触時間を短縮させる工夫も。タコ焼きだけでなく、唐揚げやお弁当を販売するなど、トレーラーハウスとはいえ、しっかりと設備が備えられています。

近年稀に見る逆風の中にありながらも、時代のニーズに合わせた工夫や発想で乗り切ろうとする飲食店はまだまだたくさんあります。「こんな時代だから」とあきらめずに、「今の時代だからこそ」のアイデアで求められる店づくりを目指してみませんか。店舗の外観や内装の工夫は、デザインのプロの立場から新たな発想が生まれることも多いため、まずはプロへの相談から始めてみるのもおすすめです。

店舗デザイン.COMでは、500社を超える内装デザイン会社をご紹介しています。コロナ禍での開業は、様々な工夫や発想が必要となります。今の時代に求められる店づくりを目指すためにも、早い段階から内装のプロに相談することをお勧めします。どのように内装デザイン会社を探してよいか迷われている方は、店舗デザイン.COMのデザイン会社マッチングサービスを利用してみてはいかがでしょうか。