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話題のシェアキッチン、設備や内装はどうなってる? 新型コロナの影響でニーズ急増中

画像素材:PIXTA
コスト負担を大幅に軽減して飲食店を始める方法として、近年注目が集まるシェアキッチン。フードデリバリーの需要が高まっていることもあり、次世代の飲食店のビジネススタイルとして広がりつつあります。今回は、シェアキッチンとはどんなものなのか、内装や設備はどうなっているのか、話題のシェアキッチンの事例などを紹介します。

シェアキッチンとは?

シェアキッチンとは、主に複数の料理人・飲食店が共同で使うキッチンのこと。作った料理は「出前館」や「Uber Eats」などのデリバリーサービスを利用してお客様に届けられることが多いですが、最近はイートインスペースが用意されていることもあります。

飲食店を開業するとなると、通常は物件取得費用や内装、外装工事の費用、厨房設備のリース費用や購入費など多額のコストがかかります。しかし、シェアキッチンに出店する場合は設備をシェアするため、初期設備投資を抑えることができます。

さらに、各種デリバリーサービスの登録に必要な手続きやマーケティングなどのサポートを受けられるケースもあり、新型コロナウィルスの影響で苦境に立たされている飲食店が多い中で、さらにニーズが高まっています。

シェアキッチンにはどんな設備がある?

シェアキッチンに出店できる店舗数は場所によって異なりますが、各ブースや店舗内にはシンク、ガスコンロ・IHコンロ、冷蔵庫、スチームコンベクションオーブン、電気レンジ、オーブン、フライヤーなど、必要な器具が用意されています。お客様の出入りがないシェアキッチンの場合は、その分、大きめの冷蔵庫を置いたり、それぞれのブースを広めにとったりと空間を有効活用しています。
画像素材:PIXTA

話題のシェアキッチン事例

では、具体的にどのようにして営業が行われているのでしょうか。いま話題を呼んでいるシェアキッチンの事例を紹介します。

■KitchenBASE(中目黒)
2019年6月にオープンした『KitchenBASE』は、宅配(デリバリー)に特化したシェアキッチン。約20坪のスタイリッシュな空間に、独立した4つの厨房設備や調理機材が用意されています。料理人にとって嬉しいポイントは、独自の管理システムにより、複数のデリバリープラットフォームで同時に店舗を構えながらも、一括して注文を処理できるところです。

また、シェアキッチンは1つのテナントに複数店舗が出店するため、それなりの広さが必要。また、複数店舗分のガス、水道、電気の使用量に耐えられるキャパシティがなくてはなりません。『KitchenBASE』は現在の物件に決まるまでに、中目黒周辺を200店舗ほどを回ったのだそう。

■かめやキッチン(板橋)
『かめやキッチン』は、東京・板橋のハッピーロード大山商店街の空き店舗を活用したシェアキッチン。2020年10月2日にオープンしたばかりです。店内は約13.5坪。パンや菓子の製造販売や飲食店運営、弁当の仕込みなど、本格的な調理とさまざまな用途に使える調理器具を揃えたキッチンスペースに、16~20席の飲食スペースを併設しています。

もともと履物屋の店舗だったスペースは、天井を抜いて梁を露出させ、どこか懐かしい雰囲気に。ウィズコロナ時代にも経営しやすいよう、感染防止対策にも配慮した設計になっています。使い方は自由で、飲食店開業前に腕試しを行う期間限定店舗や料理教室・食育イベントの会場などでの利用を見込んでいるそう。

ほかにもシェアキッチンは少しずつ増えつつあり、出店する業態も実に多様になってきました。気になる方は実際に店舗を見に行って、今後の参考にしてみるのも良いかもしれません。

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