コロナ禍でも客足が増える飲食店のファサードとは? 対策をPRし、安心につなげる
2020年11月20日
画像素材:PIXTA
Go To イートの影響もあり徐々に飲食店への客足が戻り始めましたが、新型コロナウイルスへの不安はまだまだ尽きることはありません。飲食店に行きたくても、躊躇してしまう人も多いことでしょう。特に、初めて訪問する店であれば「様子が分からないし、今はやめておこう」と候補から外れがちです。コロナ禍の今だからこそ、入りたくなる外観デザインとはどんなものでしょうか。今こだわりたい、飲食店のファサードについて紹介します。
コロナ禍で工夫したいファサードのポイントは?
新型コロナウイルスへの不安が多い今、飲食店は対策をしっかりアピールし、お客様に「安心感」を与えることが必要です。コロナ禍で、工夫したいファサードのポイントをまとめました。■外から店内が見えるようにする
「店内は間仕切りされているだろうか」「込み合っていないだろうか」「団体客が入っていないだろうか」と、心配になる人にとって、外から店内の様子が分かるのは嬉しいもの。壁の一部をガラス張りにしたり、窓を作ったりして、少しでも良いので店内の様子が分かるように工夫しましょう。■のれんは外すか、顔に触れないものに変更する
店のオープンを知らせるのれんですが、今は外すことも検討を。店内に入るときに、ちょうど顔の部分にのれんが触れてしまうこともあるため、感染症対策に絞れば、外してしまうか、顔にあたらないよう工夫する必要があります。オープンを知らせたい場合は、店頭にボードやのぼりを立てるといった別の方法を取り入れてみましょう。■テイクアウト専用窓口を作る
「どうしても店で食べるのは抵抗がある」という人にとって、嬉しいのがテイクアウト。経営者にとっても、イートイン分の売り上げを補うために力を入れたい部分です。多くの店では、イートインのレジ部分でテイクアウトを受け付け、支払いまで行っていますが、込み合う時間などは人が密集する要因にも。そこでおすすめなのが、テイクアウト専用窓口です。
店先でやりとりできれば、店内での三密を回避することにつながります。「わざわざ店内で注文するのは気が引ける」という人も、オーダーしやすい環境に。店側も、専用窓口があることで「テイクアウトがある」と分かりやすくアピールできます。
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■店先にテラス席を設ける
店内ではなく、店先に席を設けるのもおすすめです。三密回避はもちろんですが、お店の親しみやすさを演出することもできます。国土交通省では、新型コロナウイルス感染拡大を機に、道路上にテラス席を設けるための占有許可の基準を緩和。付近の清掃や除草に協力することで、占用料の支払いが免除されるといった特例措置が取られています。<参考>国道交通省 テイクアウトやテラス営業などのための道路占用許可基準の緩和措置を延長します
■感染防止対策を分かりやすく表示する
店内でどんな感染防止対策、衛生対策を行っているか、店頭で分かりやすく表示することも効果的でしょう。検温や除菌・抗菌、換気など、店で行っている対策をポスターやポップ、ボードなど一目で分かるように表示しましょう。■手洗い場や消毒シートを設置する
新型コロナウイルス感染拡大を機に、一般家庭では玄関に手洗い場を設置する人が増えているそうです。もちろん、飲食店にも同様の動きが。店内入ってすぐの場所も良いですが、店頭に手洗い場や足裏を除菌する消毒シートを設置するなどといったリフォームを行う店も出てきています。外に設置することで「感染防止対策をしっかりしている」とアピールできるため、お客様の安心にもつながるでしょう。
大きなリフォームはもちろん、ちょっとした工夫から始めてみるのもありです。大きな転換期を迎えた今、改めてファサードのデザインを見直してみてはいかがでしょう。
店舗デザイン.COMでは、500社を超える内装デザイン会社をご紹介しています。お店作りのプロに相談することで、プロの眼から見た、コロナ禍ならではのファサードの工夫について知ることができます。「どこに依頼すれば良いか分からない」という方は、店舗デザイン.COMのデザイン会社マッチングサービスを利用してみてはいかがでしょうか。
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