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株式会社グリッドフレーム
東京都港区西麻布2-20-4-1F
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ecru

エクリュ

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  • 埼玉県さいたま市
  • 北浦和駅
  • 美容院
  • 38 坪

担当者

田中稔郎

この事例のコンセプト

【工場の廃墟はなぜ美しいか】


活気のあった工場が、時代に取り残されて人が離れ、荒廃し、やがて廃墟になる

廃墟に立てば、何かを生み出すために毎日繰り返された実直な営みの映像が脳裏をよぎる

そこに目覚ましい創造はなかったとしても、それぞれが決められた役割を果たし続けるための無数の工夫があったに違いない

その映像は美しくないだろうか?
それは、その場所の「本然」に触れているからだ

利他的であろうとして産み落とされ、当の他人にそっぽを向かれてしまったモノがひとり残される

ぼくらはむしろ、そんなものに出会ったときに、人間を強く信じることができるのではないか・・・



工場の時代が後ろへ遠のいて廃墟化していく中で、用途に満たされていた空間は用途を失い、人目を気にせず、どのようにも使用してもいい空間へと変化を遂げている

廃墟が残されるならば、そこはいつのまにか創造の場所に生まれ変わるだろう







【つくる行為がひたすら繰り返された場所】


工場の廃墟の美しさをどのように人為的につくり出せるか?

もちろん、工場の廃墟の美しさは時間という自然が為した美しさだが、
その美しさはその場所でつくる行為がひたすら繰り返されたことによってもたらされたともいえる

ぼくは白い壁にひたすら線を引くことから始めた
そして、それを白で覆って消そうとする

うっすらと線が残る白い壁にまたひたすら線を引いていく

また、それを白で覆って消そうとする

・・・二つの正反対の行為をずっと繰り返していく

レイヤーの積み重ねによって、最初に書いた線が遠くへ消えそうになったら、消えてしまうその直前を捉えて、そこでやめる

それは、夕陽が海に沈むその瞬間に似ているかもしれない

空が明るくなって、星が空から消える瞬間に似ているかもしれない

そのとき、ぼくらは決して戻ることのできない時間を感じるのではないか




~オリジナルコンセプトより~

この事例を手掛けた会社の概要

社名
株式会社グリッドフレーム
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所在地 東京都港区西麻布2-20-4-1F
外部リンク
代表者 田中稔郎 担当者 久保亜津子
業種・業態 商業空間・オフィス空間などの設計、または設計施工一式
坪単価
30万円-150万円
※柔軟にご対応致します。
建築設計 可能 スタッフ数 8名
資格・許認可 一般建設業 東京都知事 許可(般-28)第126375号
一級建築施工管理技士1名

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