スポーツジムやフィットネスジムの開業に必要なこと【資格、届け出、資金をチェック!】
2023年10月10日
健康や美容への意識が高まるにつれ、スポーツジムに入会して運動習慣を身につけることが一般的になりました。自分にあったトレーニングや食事のアドバイスをしてくれるパーソナルトレーナーを活用する人も増えています。「みんなの健康や美容をサポートしたい」という思いからスポーツジムやフィットネスジムの開業を考えている方もいるのではないでしょうか?
そこで、今回のテーマは「スポーツジムやフィットネスジムの開業に必要な資格と届け出」。取得しておくと便利な資格や、必ず提出すべき届け出などについて説明します。
スポーツジムやフィットネスジムの開業に必要な資格
スポーツジムやフィットネスジムを開業するにあたって、取得を義務付けられている資格はありません。しかしトレーナーの資格を取り、フィットネスに関する確かな知識を持っておけば、従業員やお客様からの信頼を得る助けになるでしょう。おすすめの資格には次のようなものがあります。
- NSCA-CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー)
あらゆる性別や年齢層の生徒にトレーニング指導を行うための資格で、パーソナルトレーナーだけでなく理学療法士なども取得していることが多い有名な資格です。
- NESTA PFT(NESTA認定パーソナルフィットネストレーナー)
トレーニング全体に対して網羅的に理解しているだけでなく、人体に対する知識やコミュニケーション能力に関しても身につけたトレーナーであることを示す資格です。
- 健康運動指導士
安全で効果的なフィットネスプログラムを作り、実践できる指導員であることを証明する資格です。保険医療関係者と協力し、生活習慣病予防のための指導を行うこともあります。
ダイエットや美容に特化したコースを作る場合、これらに加えて食のプロフェッショナルであることを証明する資格を取得しておくこともおすすめです。
スポーツジムやフィットネスジムの開業に必要な届け出
スポーツジムやフィットネスジムを開業する場合、必ず必要なのは税務署への届け出です。法人の場合はまた異なりますが、個人事業主として開業する場合は下記2点について地域を管轄している税務署に提出してください。
- 個人事業の開業届出書
- 所得税の青色申告承認申請書
この他、ジムにシャワー室を作る場合は、地域の保健所に「公衆浴場法営業許可申請書」を提出し、設備のチェックをしてもらう必要があります。また、食事を提供する場合は食品衛生法の対象になるため、こちらも保健所へ届け出なければなりません。
個人開業とフランチャイズ
この他、ジムにシャワー室を作る場合は、地域の保健所に「公衆浴場法営業許可申請書」を提出し、設備のチェックをしてもらう必要があります。また、食事を提供する場合は食品衛生法の対象になるため、こちらも保健所へ届け出なければなりません。
スポーツジムやフィットネスジムを開業する際、検討すべきことの一つに「個人開業するか、フランチャイズに加盟するか」という問題があります。スポーツジムは小規模なものであれば個人でも十分開業可能です。すべて自分で行えば初期費用やランニングコストを低めに抑えられるメリットがありますが、その反面、宣伝が難しく集客面で難航しがちであるというデメリットもあります。
フランチャイズに加盟すれば運営や宣伝に関して本部にサポートしてもらうことが可能です。しかし、加盟金などが必要であるため、事前にある程度まとまった資金を用意しておく必要があります。自身の経験や知識、目指す方向性にあわせて適したスタイルを選択しましょう。
ジムを開業するために必要な資金と内装の注意点
スポーツジムやフィットネスジムを開業するために必要な資金は、事業の規模にもよりますが、小さなジムでも最低300万円ほどは必要であると言われています。規模が大きくなると初期費用だけで3,000万円程度かかる場合もあるでしょう。初期費用の中には物件を取得するための料金や工事費、機材費、宣伝のためのお金などが含まれます。
一般的に初心者を対象としたジムの方が必要な機材が多く、お金がかかると考えられていますのでその点も検討材料にしましょう。オープンしてしばらくは集客が難しい場合もあります。家賃や水道光熱費、スタッフの人件費などの運営資金もまとまった額を準備しておくことが大切です。
また、スポーツジムやフィットネスジムの内装では、近隣への防音対策や床の荷重など注意すべきポイントがいくつもあります。いざ開業してからトラブルにならないためにも、ぜひスポーツジムやフィットネスジムの内装工事に携わったことのある専門の業者に依頼することをおすすめします。スポーツジムやフィットネスジムの開業に必要な基礎知識を身につけ、スムーズな開業を目指しましょう。
あわせて読みたい: 内装工事はスケジュール管理が大切! 工事から開業までの重要ポイントを解説
店舗デザイン.COMでは、様々なタイプの会社を作品事例とともに紹介しています。色々な検索方法で自分にあったデザイン会社をデザイン設計会社と設計施工会社のタイプ別に探すこともできます。また、どのように探してよいか迷われている方には、マッチングサービスがおすすめです。
- 新着記事
店舗デザインマガジンについて
店舗デザイン.COMが出店者の方へお届けするWEBマガジン。
出店者より寄せられた悩みや疑問を元に、内装のデザイン、設計、施工に関する業界知識や制度などの役立つ情報を定期配信しています。
自分に合ったデザイン会社が見つかる!
お店のイメージを登録するだけで、平均7社から提案が受けられます。