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宴会利用に選ばれる飲食店の特徴とは?【大切な3つのポイント】

Photo by 画像素材:PIXTA

3〜4月は飲食店にとってのかき入れ時だと言われています。理由は、送別会・歓迎会シーズンだから。2024年3~4月は、昨年5月に新型コロナウイルス感染症が5類感染症として位置づけられてから初となる春の繁忙期でもあるため、宴会需要を見込んで気合いの入っている飲食店オーナーも多いでしょう。


そこで、今回のテーマは「宴会で幹事に選ばれやすい飲食店になるには」。そもそも、飲食店にとって宴会客を迎えることはどんなメリットがあるのか、幹事はどんな飲食店を好むのか、宴会対応しやすい店舗デザインなどについて説明しますので、ご参考にしていただければ幸いです。


飲食店が宴会ニーズに応えるメリットとは?

宴会客を積極的に迎え入れることは飲食店にとってさまざまなメリットがあります。例えば、下記のような利点が挙げられるでしょう。


  • 入店・退店時間がはっきりしており長居を防げる
  • まとまった客数を期待できる
  • 安定した客単価を見込める
  • コース料理のため使用する食材ロスを減らせる
  • オーダーをとる手間がかからない

宴会コースは、「2時間制」「3時間制」など時間が決まっていることがほとんどです。また、事前予約が一般的なため入店・退店の時間がはっきり決まっており、回転率アップが狙えます。「お喋りに花が咲き、注文せずに居座る」といった問題を防げるのも良い点でしょう。


歓送迎会の場合、10人以上のグループで来店することも多いため、まとまった客数を期待できる点も嬉しいポイント。その上、コース料理は使う食材が予めわかっているので仕入れの際に無駄が出ることも防げます。オーダーをとる必要があるのはドリンクの注文時くらいなので、フロアスタッフの人数も抑えられて効率的です。


宴会利用に選ばれる飲食店の特徴とは?

1. 幹事にとって魅力的な飲食店

宴会で選んでもらえる飲食店になるための第1のポイント。まずは「幹事視点」を大切にし、幹事の心に寄り添うことが欠かせません。幹事視点で魅力的な飲食店の条件は次の通りです。


  • 内容のわかりやすいコース料理がある
  • その店にしかないユニークな特徴がある
  • 団体客だけのお得な割引がある
  • 出し物に対応している
  • 二次会に対応している

最も大切なのは、宴会向けに内容のわかりやすいコース料理が設定されていることです。単に「全8品飲み放題付き2時間コース」と書かれているより、「可愛いデザート盛り合わせ付き!お洒落な女子会コース」「メイン料理はガッツリ系3品!新入社員歓迎コース」「思い出をのんびり語らえる送別会3時間コース」など、「どんなニーズに応えたコースなのか」が一目でわかるコース名が付けられていた方が幹事は助かるでしょう。


また、「地酒が豊富」「他にはないユニークな内装」など、その店ならではの特徴がある店も選んでもらいやすいと言えます。歓送迎会をはじめとする宴会の場合、「ミニゲーム」「チームメンバーによる余興」などの出し物を希望する幹事も多いため、そのニーズにも応えられると良いでしょう。二次会の店選びは幹事が頭を悩ませるポイントでもあるため、客入りに余裕がある場合は事前に「そのまま二次会を行うこともできる」と伝えると、選んでもらえる確率はさらにアップするはずです。


2. リピーター獲得の仕掛けがある

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第2のポイントとして、宴会客を迎えた際はリピーターとしてもう一度来店してもらえるような仕掛けをすることも忘れないようにしましょう。宴会客をリピーターとして取り込むための工夫としては、次のようなものがあります。


  • 次回の来店時に使えるクーポンを全員に渡す
  • 平日割引などお得な情報を載せたチラシを渡す
  • 次の宴会の案内ができるように幹事に連絡先を聞く

「次回来店の際20%オフ!」「次回来店時ドリンク1杯無料」など、もう一度来店したくなるようなクーポン券をグループ全員にお渡しすれば、個人で来店してもらえる確率が高まります。また、「この店にはこんなお得なポイントがある」ということがわかりやすく書かれたチラシやノベルティをお渡しするのも良いでしょう。継続的に宴会利用できる店として重宝してもらえる可能性が生まれるので、幹事の連絡先を聞き、次の宴会シーズンに営業をかけられるよう準備しておくのもおすすめです。


3. あらゆる人数に対応可能な内装である

宴会グループは人数が当日になって増減することも少なくありません。第3のポイントとして、客席に以下のようなデザインを取り入れれば、グループ客に臨機応変な対応ができます。


  • 可動式のテーブルや椅子を多めに用意しておく
  • 吊り戸やロールスクリーン、カーテンを設置しておく

可動式の座席が多ければ、人数の増減にも簡単に対応できます。また、吊り戸やロールスクリーン、カーテンなどを設置しておくことで、周囲から仕切られた簡易的な個室を作ることもできます。導線を考えながら、宴会にも個人客にも対応しやすい店舗デザインにするためには、専門業者の意見も参考にすると良いでしょう。



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