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飲食店の内装工事で使う「A工事」「B工事」「C工事」って何? 3つの違いを解説

Photo by iStock.com/slobo
飲食店を開業する際、居抜き物件をそのまま使わないのであれば、なんらかの内装工事が必要になります。その際に耳にするようになるのが「ここまではA工事で、ここから先はC工事になります」というように、工事をA~Cに分けて解説する言葉。内装工事にはA工事、B工事、C工事の3種類があります。一体どんなものか、違いや依頼するときの注意点をご紹介しましょう。

内装工事のA工事・B工事・C工事とは?

内装工事をする際には、工事A、B、Cの3つがあり、工事業者を誰が指定するか、誰がその金額を支払うのかなどで変わります。それぞれの特徴を見てみましょう。

■A工事
A工事とは工事業者を貸主が指定し、費用も貸主負担する工事のことで、建物の共有部分や構造躯体などを工事するときに行われます。これは建物そのものの資産価値に関わるためです。テナントに入居した借主が行う内装工事以外は、ほとんどの場合がA工事にあたります。

■B工事
B工事とは、工事業者は貸主が指定しますが、工事費用は借主負担となる工事のことです。新しくテナントに入居した借主が、お店をオープンする前に行う内装工事は、このB工事になることが多いでしょう。借主の都合での工事となるので、費用はもちろん借主が負担します。ただし、工事の過程で耐震面や消防設備などの問題が生じると困るため、業者は貸主が選定することになっています。例えば厨房の吸排気工事や、空調の工事はB工事となることがほとんどです。

またB工事では、借主の思ったよりも費用が高くついてしまうというトラブルが起きることがあります。しっかりと貸主と話し合い、問題が発生しないようコミュニケーションをとっておきましょう。

■C工事
C工事とは、工事業者を入居者が指定し、工事費用も入居者負担となる工事のことです。建物の構造や安全に影響が出ない範囲の内装工事であれば、C工事となることがあります。借主はどの業者を利用するか自由に選定できますが、トラブルを防ぐため、契約を結ぶ前にあらかじめどの業者を使うか貸主に報告しておくとよいでしょう。

比較的軽い工事がメインとなり、電話工事や照明工事などが例として挙げられます。借主が業者選定をできるので、複数見積もりをとって比較し、金額を抑えられるのがメリットです。
Photo by iStock.com/kokouu

内装工事で失敗しないために

初めて内装工事を行う場合、特にC工事を行う場合には注意が必要です。失敗しないように3つのポイントを押さえておきましょう。

①複数の業者に見積もり依頼をする
C工事の場合は業者を選定できるので、複数の業者に見積もりを取って比較するのが良いでしょう。一社だけでは相場感がわからず、相場より高い金額を支払うことになる可能性も。また、居抜き物件に入る場合は使える部分はなるべくそのまま使うとコストを抑えられます。

②厨房は中古設備やリースも
厨房の工事は、内装工事の中でも費用がかかる部分。ここでコストを抑えるには、中古の設備を導入したり、厨房設備をリースしたりといった方法があります。中古品を使う時は、保証期間がどのくらい残っているのかしっかりチェックが必要。また、冷蔵庫などは古い型であれば新品でも中古と変わらないくらいの値段のものもあるので、中古から選ぶのも良いでしょう。

③DIYでカバーする
実は、飲食店の内装工事はDIYすることも可能です。自分でやってしまえば、材料費だけしかコストがかかりません。費用面だけでなく、壁を塗ったり天井や床を貼ったりして、自分好みのお店を作れるのもメリットでしょう。ただし、電気やガスといったインフラ部分はプロに頼まないとトラブルの元となるので、全て自分でやろうとするのは控えましょう。

店舗はあくまで借りている物件であるため、費用の負担や工事できる範囲を貸主と話し合う必要があります。理想の店になるように、しっかりと相談して検討してみましょう。

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