大阪府東大阪市に位置する「タイガーカリー」は、元ペットショップのテナントをリノベーションして誕生したカレーショップ。限られた予算の中で、シンプルながらも居心地のよい空間を目指した店舗改装事例です。

元の建物を活かしながらトイレを除くすべてをスケルトン状態に戻し、厨房設備はゼロから新設。ファサード（外観）のサッシは既存のまま残すなど、コストと仕上がりのバランスを調整しながら設計を進めました。

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空間構成｜L字のオープンキッチンと素材感のある仕上げ
店内のレイアウトは、厨房を中心としたL字型カウンター形式。カウンター天板にはメラミン化粧板を用い、耐久性とコストバランスに配慮しました。立ち上がり部分はモルタルをしごいてクリア塗装を施し、袖壁にはあえて仕上げを加えず、素材そのものの表情を活かしています。

壁面にはクロスを使用することで、温かみと清潔感のある印象に。限られた面積ながらも、厨房と客席が程よい距離感でつながる、心地よいオープンキッチン空間となっています。

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オーナーとの協働で実現したコストコントロール
厨房機器にはリサイクル品を積極的に活用し、仕上げ材の選定もオーナーと相談を重ねながら進行。無理なく、無駄なく、それでいて空間としての魅力が損なわれないよう細部に配慮しました。

素地の質感や既存の建具をうまく取り込み、店舗らしさを感じさせる落ち着きある内装デザインを実現しています。

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この事例のポイントまとめ
・元ペットショップをスケルトン改装した店舗リノベーション事例
・L型オープンキッチンで客席と厨房の一体感を演出
・既存サッシの活用・リサイクル機器で予算をコントロール
・モルタルやブロック壁など素地の素材感を活かした仕上げ