今回は昨年改装しました、銀座に在ります

『香嵐』サンの仕事です

元々、居抜きで先輩がやっていた店を今回のオーナーが引き継いだお店でした

クローズ厨房で、テーブル席2席で元々営業されていましたが

それ程、広い店ではないので

2組入れられるのですが

お客様の組み合わせで入れられない事もままあり

1名様は到底無理で

しばらく引き継いでそのままの形態で営業されていたのですが

カウンター形式に改装される事を決意され

なんとなく知り合いだった私にご依頼が来たお仕事です
（お客様の姫路の日本料理淡流のオーナーと兄弟弟子でしたので、、）

元々の店舗はかなり個性的ではあるものの

なかなか素敵な部分があるお店でした

壊してしまうにはもったいなと言うのが最初に見た印象でした

元の店を壊さないでカウンターを造って、世界観を変える。。。（笑）

こうして言葉にしてよく考え見ると難しい事なんだと思うのですが

実はお店を見て1分もしないうちに

こうだなと、すぐイメージは出来上がっていました、、、、、

今のお店の内装は壊さず生かして、

でも少し薄めて新しいものに溶け込んで融合するように。。。

正直個人的にもかなりうまく行ったなと思えるお店になりました

既存店舗の中にすだれ障子で囲った空間を造って

新しいすだれ障子で囲まれた空間と元々の空間の間は

サービス動線として機能する通路として存在させました

中から見てすだれ障子越しに元々の赴きある空間も存在し融合してる様に出来ました

カウンターは窓側に造り、窓の外には植栽し窓には雪見障子を配し

視線はコントロールし

外の空間も内装の一部として視覚的に取り込めました

色々素材やでティールにも拘って造っていますが

それ以上に香嵐さんはこの空間の構成で成立した店舗かなと思います

まあ居抜きの改装と基本同じ考え、手順の作業でしたが

少し違うのは、元々の空間の良さを積極的に取り入れて

造って、相乗効果でお店が良くなっている改装だとうことでしょうか？

なかなか居抜きの改装で、

元々の空間を積極的に取りいれるという事は無いので

作業手順は同じでも、気持ち的には全く違う様に感じました

正直、こう言うのも初めての仕事でとても楽しい仕事でした

五十嵐さんご依頼いただきありがとうございました

とても勉強になりました