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昭和風ネオンサインをファサードに使って若者のハートをキャッチ

画像素材:PIXTA
国内外を問わず続いているリバイバルブームの影響もあり「SNS映えする」と若者たちから大きな人気を集めているネオンサイン。SNSでの拡散効果につながることからファサードなどに取り入れる店舗が急増中です。

ネオンサインリバイバルの源流は韓国?

近年、いち早くネオンサインを多用していたのが韓国系の飲食店。「ニュートロ」と呼ばれる韓国のトレンドが大きな影響を与えたと言われています。こちらは「ニュー」と「レトロ」をかけ合わせた造語であり、2019年にブームのピークを迎えた後も人気は根強く継続中。大人にとってノスタルジックに感じるものが、今の若者たちには新鮮に映っているようです。

その人気は日本にも飛び火し、ここ最近は昭和レトロな内装を施した飲食店が増加。そのシンボルのひとつ、どこか懐かしい雰囲気を演出するのに一役買っているのがネオンサインなのです。2022年6月現在、Instagramでも「#ネオン」が23万件ほど投稿されており、カフェやバー、居酒屋などの写真がずらりと並んでいます。
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現在はネオン管ではなくLEDネオンが主流

ここ最近のネオンサインは、ネオン管を模したLEDライトが一般的になりました。そもそも従来のネオン管は、ガラス管にネオンの不活性ガスなどを封入したランプであり、6,000V~15,000Vと高電圧。当然、電気工事士の資格をもった方が施工しなければならず、設置には消防機関への届け出も必須です。蛍光灯と同じく水銀が使用されていることもあって、環境保護の観点からも使用が制限されるようになってきました。

一方、ネオン管風のLEDネオンはLEDライトを特殊なチューブに納めたものであり、電気工事士の資格がなくても設置が可能。消防機関などへの届け出も不要です。12V~24Vと低電圧なうえ、省エネ仕様で電気代も安いとメリットが目立ちます。その手軽さや安全性も、ネオンサインのリバイバルに一役買っているのでしょう。
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ELワイヤーを使えば自作ネオンも簡単にできる?

画像素材:PIXTA
割れやすいガラス製のネオン管とは違い、LEDネオンはシリコンやアクリルといった衝撃に強い素材でできているのが一般的。火事や感電の心配も少ないため、DIYで作ることを検討される方も多いようです。

手軽にネオンサインを自作する場合は「ELワイヤー」を用いるのが、ここ最近の定番。こちらは次世代ディスプレイなどにも使用されている有機EL(エレクトロルミネッセンス)の技術を利用した発光するワイヤーです。LEDと比較すれば明るさは劣りますが、非常に低価格。ECサイトなどでは1,000円台から商品が並んでいます。針金細工のように自由に折り曲げできるため加工も容易。室内用のちょっとした飾りであれば、自作に挑戦する価値はあるでしょう。

LEDネオンサインの注意点は?

いっぽう、ファサードなどにLEDネオンサインを施工するのであれば、プロの技術は欠かせません。本物のネオン管さながらの雰囲気を持たせるためには特殊な加工が必要であり、初期費用はネオン管を用いるよりも高額になると言われています。

屋外での使用であれば、防水加工はもちろんのこと紫外線や温度差に強い素材を使うことも重要です。シリコン、アクリルといった素材は、過酷な環境ではガラスよりも劣化しやすいので特に注意が必要です。LEDは省エネかつ高寿命のため基本的なランニングコストは抑えられるのですが、想定外の劣化によって費用が高くついてしまう危険性もあるでしょう。そういったことを避けるため、設置場所についてもプロのアドバイスが役立つはずです。

集客につながる大切なツールというだけでなく、お店の顔といっても過言ではないネオンサイン。導入を検討されている方は、ぜひ一度プロの業者に相談してみてはいかがでしょうか。

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